北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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白竜の滝 (雨竜町)

   

北海道の尾瀬と呼ばれる雨竜沼湿原に向かう登山道の途中で豪快な滝を見られると聞いたので訪ねてみました。落差36mから一気に落ちる様は典型的な滝の姿と言えるでしょう。

白竜の滝 全景

白竜の滝 2008年7月26日撮影

一見直瀑の滝に見えますが正面から見ると二筋の流れが見られます。

白竜の滝 概要

読み はくりゅうのたき
場所 雨竜町国領
川名 ペンケペタン川
落差 36m
10m
形状 分岐瀑
地形図 国領
難易度 ★★★☆☆

登山道入り口南暑寒荘までのアプローチ

ルート (R=国道 r=道道) 駐車場 徒歩 特記
r432→雨竜沼湿原登山道 あり 30分 南暑寒荘駐車場

雨竜沼湿原へ向かう登山道を進みます。

道道432号暑寒別雨竜停車場線まで

この日のルートをざっくり言うと、

(札幌)→道央自動車道→(滝川IC)→国道12号線→(滝川)→道道279号江部乙雨竜線→(雨竜町市街)→道道432号暑寒別雨竜停車場線。

家を出たのは管理人の滝見にしては遅い8時20分でした。

尾白利加ダムより先は走行注意

以下、2008年の記録から引用します。

尾白利加(おしらりか)ダムまでのおよそ11kmは道路状態もよく、快適に走ることが出来た。

ダムの橋を越えると、ダートと舗装路の繰り返し。舗装路は幅も広く問題ないが、ダート部分、特に南暑寒荘に近づくにつれ、道幅が狭かったり、急カーブ、急坂が多くなり、走行には注意を要する。

道道432号線に入ってからおよそ26km走ると、南暑寒荘手前の駐車場に着く。11時少し前。天気がよく、土曜日ということもあって、湿原へ向かうであろう人たちでにぎわっていた。

駐車場

広い駐車場 奥右手の建物で入山受付


白竜の滝までの登山道の様子

駐車場から吊り橋まで

気温26度。日差しが強く、体感的には30度を超えている感じ。準備が整って、出発しようとするが、暑さでめいってしまう。体調はもつのか?少し不安を感じながら、入山手続きを済ませて出発。バックパックに三脚をしばるひもを忘れ、肩にかついでいく。

歩き始めてまもなく、橋を渡る。車のタイヤ幅に合わせたような、2枚の板。あとで調べると、登山の季節以外はこの橋をはずし、通行止めにするようだ。これを渡ると荒い砂利道。まだ「車でも走行できそうな林道」といった感じ。

タイヤ幅の橋

歩き始めてすぐタイヤ幅の橋に出会う

砂利道

橋を渡ると砂利道

登山道入口から600mほど歩いただろうか?大きな吊り橋が見えてきた。「渓谷第一吊橋」。しっかりした造りで、安心して渡ることが出来る。

これを渡りきると、すぐ案内看板。滝までは500mとなっている。もっと歩くかと思っていたので、ちょっと拍子抜け。でも、体調が完全でない身にとってはラッキー・・・ 🙂 。しっかり整備された木製の階段をゆっくり登っていく。

渓谷第一吊橋

渓谷第一吊橋

橋を渡ると案内看板

橋を渡ると案内看板 滝まであと500m

木の階段

整備された木の階段を上る

階段を上ると登山道の様相へ

階段を登ると、右手に流れるペンケペタン川の清流が、心を和ませてくれる。写真7、8だが、ややズームしているので、実際はもっと遠くに、見下ろす感じで見える。

ペンケペタン川の流れ1

ペンケペタン川の流れ1

ペンケペタン川の流れ2

ペンケペタン川の流れ2

階段をこえると、道はまさしく登山道といった雰囲気になる。大き目の岩がゴロゴロ、沢の水が登山道を横切る場所が一カ所、ぬかるみ多数。でも、注意深く進めばそれほど困難な道ではない。ただ、普通の運動靴では、かなりきびしいと思われる。

沢の水が登山道を横切る

沢の水が登山道を横切る

歩きづらい場所もある

歩きづらい場所もある

白竜の滝 豪快な滝

白竜の滝を俯瞰で見る

慎重に進んで行くと、また案内看板。右の踏分を行くと50mとなっている。が、ここはあえて左の登山道を進む。まず、滝を上から見るためだ(これは「滝の飛沫」さんを参照した)。

案内看板

案内看板が見えてきた

右が白竜の滝

旧サイト写真12 右の踏分の先に滝があるようだ

踏み分け道

画像ではわかりづらいが踏み分け道

100mほど進んだだろうか。登山道右手に踏分がついていて、それに入るとすぐ、眼下に白竜の滝を見下ろすことが出来る。これが滝だといわんばかりの、豪快なすばらしい滝だ。しかも、滝の真ん中あたりに虹を見ることができて、余計感激。

登山道から見た白竜の滝全景

登山道から見た白竜の滝全景

虹ができていた

虹ができていた

滝つぼの様子

滝つぼの様子

白竜の滝を間近に見る

撮影している時も、あとからあとから湿原を目指す人たちが、小休止でここに立ち寄る。上からの撮影を一通り終え、登山道に戻ろうとしたが、撮影した場所の奥にも踏分が続いていることに気づく。進むとすぐ急な坂道になる。傾斜は45度以上ありそうで、一部崩れている場所もあったが、ロープが張ってあり、三脚を片手にしながらもなんとか下りることができた。

下りてみると、やや広い平らなスペースになっていて、滝の中段くらいから正面に見ることができる。が、下までは見えない。さらに(不動明王?の)石像や大きな岩の上に石碑があったり、なにやら神聖な雰囲気が漂っている。小さなベンチも設けられている。ここにすわって小休止。滝と反対側には踏分道がついている。これを行けば、おそらく写真12の看板に出るのだろう(帰りにこの道を通ったが、予想通りだった)。

ここが本来の滝見スペース?

旧サイト写真17 急坂を下りると本来の滝見スペース?

正面から撮影

正面からは2筋の流れが見られるも全景は見られない

不動明王?の石像

不動明王?の石像

大きな岩の上に石碑

大きな岩の上に石碑

白竜の滝をペンケペタン川におりて撮影

川原に下りることができないかと思い、あたりを見回すと、写真17の右手の方に、ここに下りてきたのと同じくらい急な坂道が下に続いているようだ。ロープも張ってあるので下りてみることにする。

急な坂を下りていく

急な坂を下りていく

ロープを使えば、それほど苦もなく川原に下りる。もちろん三脚も持って。

やはり滝は下から見ないとだめだ。が、滝がでかすぎて、なかなか全体をおさめることができない。川に入り、下流の方に進んでなんとか全体をおさめたのが写真23。なんとかおさまったが、迫力という点ではいまいちか?

あおりで撮影

下りた場所からあおりで撮影

白竜の滝 全景

旧サイト写真23 白竜の滝 全景

撮影した場所から後を見ると、崖から幾筋か水の流れが見られたので、ついでに画像におさめておくことにする。

崖を流れ落ちる水1

崖を流れ落ちる水1

崖を流れ落ちる水2

崖を流れ落ちる水2

過去記事はすべて2008年7月26日(土)の記録

最後に

一通り撮影を終えたのが13時少し前。あまりに気持ちがよかったのでこの滝を見上げながら弁当を食べるたことが書かれていました。

滝見とは関係ありませんが・・・。雨竜町で給油したのですがリッターあたりなんと182円。この頃が原油高のピークだったようです。この数ヶ月後リーマンショックが起きました。関係ないついでに言うと満タンにしたらリッターあたり2円引いてくれました。

訪問日
2008年07月26日(土)



さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

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