霧吹の滝 (新得町)
2017/03/11
「ザ・滝」と呼びたい、個人的には。「豪快」という言葉がぴったりの本当に立派な滝です。下の方は水しぶきが名前の通り霧状になって舞い上がり虹を見ることができました。
霧吹の滝 概要
読み | きりふきのたき |
場所 | 新得町屈足トムラウシ |
川名 | カムイサンケナイ川 |
落差 | 45m |
幅 | |
形状 | 直瀑 |
地形図 | トムラウシ川 |
難易度 | ★★★☆☆ |
特記 | 軽登山の用意が必要か? |
霧吹の滝へのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R274→r718→林道 |
まずはトムラウシ温泉をめざします
(日高町方面から)国道274号線で鹿追町方面へ進みます。
清水町市街地をぬけてまもなく道道718号忠別清水線にはいりトムラウシ温泉をめざしひたすら道なりに進みます。温泉まではおよそ60km、札幌から苫小牧まで行くのに匹敵する距離です。(途中に「秘奥の滝」への林道分岐や「霞の滝」への入渓地点があります)
トムラウシ温泉から遊歩道入口までは2.7㎞
東大雪荘への分岐からおよそ2.7㎞で右手に滝への遊歩道入り口が見えます。大きな看板があるので見落とすことはないでしょう。駐車スペースも5台くらいなら余裕で駐められそうです。
霧吹の滝への道は通行止め
の情報が2012年ころからあります。復旧したとの情報はなく2016年3月時点でどうなっているかは不明です。
以下、滝や遊歩道の様子などを2005年9月の記録から抜粋します。
霧吹の滝までは急な遊歩道を下ります
遊歩道というか踏み分け道は滝まで続いているので道に迷うことはないでしょう。
歩き始めて数分間は傾斜も緩く、ごく普通の遊歩道という感じで快適に歩けた。しかし、まもなく傾斜は一気に急になる。
急斜面につけられた道は、場所によっては丸太の階段で整備されているところもあるが、逆に崩れ落ちて注意を要するところもある。基本的に道なりに進んでいけば滝に到達できるようになっている。
途中で沢が見えないのに滝のような音が・・・
急な坂を下りている途中、距離にして半分くらいは進んだところであろうか?沢も見えない場所で、下の方から滝っぽい音が聞こえてきた。
霧吹の滝の上流100m位の所に「ミゾレの滝」というのがあるらしいが、その音だろうか?少し気にしながら下りていく内に音は消えていった。
30分ほど歩いて霧吹の滝を拝む
これだけ急坂だと、下りるだけでもかなり体力を消耗するものだ。しかも、帰りはこれを登らなければならないと思うとうんざりしてくる。
下りきる直前、歩き始めておよそ30分後、もう少しで滝の全景が見られるという場所で、滝壺近くに虹ができているのを発見。これを見て疲れも一気に吹き飛ぶ。ここで虹を撮影してから滝下に下りる。
戻り道で霧吹の滝を正面から撮影するポイントを発見
一通り撮影を終え、遊歩道を戻る途中、高さにして20mほど登ったところ、ジグザグになっている遊歩道が、滝から遠ざかる方向に向きを変えるところで、滝の方向に進む踏み分けがあるのに気がつく。
進んでみると断崖で行き止まりになるのだが、滝の全景を正面から見ることができた。隠れた撮影ポイントといったところか?下からでは見ることができなかった滝壺も、はっきり見ることができた。
(なぜか、このポイントで画像を撮るのを忘れてしまったようだ・・・ 🙁 。後日ビデオからのキャプチャー画像をアップしよう)
ということで、上の正面からの全景写真は動画からキャプチャーしたものです。
霧吹の滝の上流を見ると滝状の流れ?
さらに登っていくと、滝の上部を見ることができるポイントがある。写真8(注:上の写真)は、ズームで目一杯よった画像だが、奥に滝状の流れが見える。これが「ミゾレの滝」なのだろうか?
登りの途中で、この流れを確認できないものかと道をさがしてみるが、それらしいものはなかった。しかし、来る時に聞こえた滝っぽい音は、写真8の滝状の流れが発している可能性が高いと想像できた。
過去記事はすべて2005年9月16日(金)の記録
地理院地図には霧吹の滝の上流に滝マークが打たれています。
霧吹の滝 動画
霧吹の滝上流の滝状の流れは動画の方がわかりやすいかもしれません。1分38秒くらいから見ることができます。
最後に
「隠れた撮影ポイントを出発して50分程で駐車場所に到着」と過去記事にはありました。川岸からだと1時間はゆうにかかるでしょう。帰りの登りは羽衣の滝(東川町)を見る「滝見台」に匹敵すると思いました。
またこの日は平日にもかかわらず3人づれの中年女性と中年のご夫婦2組とお会いしました。見るのは大変ですがそれでも見に行きたくなる滝ですね。
訪問日2005年09月16日(金)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m