紅葉ノ滝 (遠別町)
滝の周辺には目印となるものが何もなく探すのに苦労しました。やっとのことで目にした滝の姿ですが・・・。イヤ、今回の滝見はこの滝を探しあて目にしたことに意義がありました。
紅葉ノ滝 概要
読み | もみじのたき |
場所 | 遠別町大成 |
川名 | 遠別川支流 |
落差 | 20m |
幅 | 5m |
形状 | 渓流瀑 |
地形図 | 大成 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
特記 | 水量は極めて乏しい |
紅葉ノ滝へのアプローチ
遠別市街から道道688号名寄遠別線に入り上遠別をめざします。
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R232→r688 | なし | 5分 |
道道から滝までの距離は100mほどですが藪こぎしたりハイキング気分では近づけません。
遠別市街から道道688号線まで
羽幌方面から国道232号線を北上し遠別市街に入ると国道はクランク状に進みます。クランクを抜けて500mほどの所に「道道256号上遠別」と書かれた青看板があるので右折します。
この交差点から3.8kmの区間は道道256号豊富遠別線と道道688棒名寄遠別線との重複区間。訪問した時はそれがわからず道道688号をしばらく探しました。
紅葉ノ滝近辺に目印はまったくありません
訪問した時には滝の看板含め目印になるものが何もありませんでした。やっとのことで滝を探し当てたあと、車のトリップメータで距離を計測し直して再訪に備えました。(たぶん行くことはないと思いますが)
国道232号線と道道256号(道道688号との重複)との交差点を起点として
- 3.8kmで道道重複区間終了
- 24.0kmで錦橋を渡りきる
- 25.1kmで冬期通行止めゲート
- 27.2kmで紅葉ノ滝
紅葉ノ滝 2007年の記録から抜粋
紅葉ノ滝がおちる沢に架かる橋を探すが見つからない
道道256号に別れをつげてからおよそ20km、「錦橋」という橋を渡る。ここから3kmほどの所にあるはずなので、スピードを落とし気味で進む。
道路左手に注意して進んだつもりだが、それらしい姿はおろか、案内看板なども見あたらない。走行している内に「流星橋」という橋にであう。距離的には通り過ぎていると思っていたが、まさしくそのとおりだ。
Uターンし、今度は道路の右側に注意しながら進むが、やはり滝の手がかりになるものは何もなく「錦橋」まで戻ってしまった。
もう一度進んでみる。地形図では紅葉の滝がある沢にかかる橋があるはずだが、その橋が見あたらないことに気づく。ある意味この橋が唯一の目印になるだろうと思っていたので、それが見あたらないとなるとお手上げか?
地形図を信じて再々挑戦
冬期通行止めゲートの手前が広い駐車スペースになっていました。ここに車を駐めて地形図を何度も見直しもう一度探索してみました。
もう一度、今度は錦橋から1kmほど奥にある「冬期間通行止めゲート」を起点に、地形図をなぞりながら進む。
- ゲートをこえて直進後「左カーブ」して すぐ今度は「右カーブ」
- 少し長めの直線のあと「左カーブ」して 直進後「右カーブに入る直前」
地形図上では、ここに滝がかかる沢があるはずだが、橋はやはりない。
車をおりて散策 目では確認できずも耳で手がかりを
ちょうど車一台分止められるスペースがあるのが幸い。車をおりて道路の脇を目視するが、草や木の葉が無造作に生い茂っている以外、何も目に入らない。滝はないのか?
耳をすませると、かすかに沢の音が聞こてきた。車を止めた位置から少し戻ったところから、100mほど離れたところに、土の斜面を木の葉の間から確認することができた(写真7、かなりアップで撮影しているが、やはり画像ではわかりづらい)。
もしかすると・・・。ダメ元でその斜面の方へ進むことにする。
大きらいな藪漕ぎで橋を発見
身の丈以上にのびた手つかず状態の草をかき分け、斜面の方へまっすぐ進もうとするがかなり困難。途中で左手に迂回して進むと、小さな沢に出会う。
下流側に橋が見えた。今は使われていないものであることは一目瞭然。これでは道路上からは絶対にわからない。さらに下流で道道の下を流れていくものと思われる。
紅葉ノ滝を目にして
沢の出会いから30mほど上流へ進んで、「紅葉の滝」であろう姿を見ることができた。
斜面の高さはかなりのものだが、水量が乏しすぎる。これを滝とよんでいいのだろうか?と思ってしまう・・・ 😕 。滝の下部分には倒木がそのままになっていて、これも景観を損ねているようにみえる。
紅葉ノ滝撮影後道道から沢の方を撮影
撮影後、道道から沢で見た橋のあたりを撮影してみる。ほとんど草に隠れてわからないことがわかる。
過去記事はすべて2007年6月27日(水)の記録
最後に
この日は滝の周辺を何度往復したでしょう。しかも大きらいな藪漕ぎまでして見つけた紅葉ノ滝。旧サイトに見た感想が書いてあったのでそのまま引用します。
地形図はもちろん、たいていの道路地図にものっている滝だが、案内看板があるわけでもなく、道道からほんの100mほどの距離に道がつけられているわけでもない。駐車スペースが確保されていることもない。
少なくともここ数年は、観光の対象になっていないのだろう。でも、手つかずのままのほうが、荒らされずにすむので、よいのかもしれない。
緑の季節でなければ案外あっさり見つけられるのかもしれません。観光地化されていないということは荒らされづらいということでもあり、自然環境を守る意味ではいいことなのかもしれません。
この記事を書いていてそれ以上に気になったのは滝の名前にもなっている紅葉の時期。ネットで調べても画像が見つからないので自分の目で確認するしかありません。
最後の最後に道道668号遠別名寄線について。旧サイトには特に事情もわからず見たまんま下のように記録していました。
この道道は、けっこう立派な道路にもかかわらず、車の通行量が極端に少ない。たまに見る車は、道道の延長工事に関わっているのであろう、ダンプくらいだ。
ウィキペディアで見ると
雨竜郡幌加内町蕗の台から遠別町正修の間は未開通で、全線開通を目指し工事が進められている。
今も延長工事が続いているんでしょうか?未開通区間は半端ない距離があります。いつになったら開通するのでしょうか?というより・・・本当に開通できるのでしょうか?。
訪問日2007年06月27日(水)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m