チャラセナイの滝 (小樽市)
チャラセナイとはアイヌ語でチャラセ=水がすべり落ちる、ナイ=川という意味。滝の姿をそのまま名前にしたのでしょうか?
チャラセナイの滝 概要
読み | ちゃらせないのたき |
場所 | 小樽市山中海岸 |
川名 | ? |
落差 | 20m |
幅 | 1m |
形状 | 段瀑 |
地形図 | 小樽西部 |
難易度 | ★★★☆☆ |
チャラセナイの滝 最寄りの駐車スペースまでのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R5→長橋小学校通り | 神社のを借りる | 20分 |
国道5号線を小樽市街中心から余市方面へ進みます。
沙流トンネルを抜けてまもなくオタモイの青看板があるので右折し、長橋小学校通りに入ります。
右折後むつみトンネルを含めて500m進むとT字路にぶつかるので左折。左折後およそ1km走ると右手にローソンがあるので右折。
右折後1.8kmで地形図でいう神社マークの場所にでます。車はここまで。広い駐車スペースがあるので駐めさせてもらいます。
チャラセナイの滝 2007年の記録から抜粋
神社前を出発
「出羽三山山伏神社 小樽教会 羽黒山パークゴルフ場」と書かれた看板が目に入る。進行方向左手にそれらしきコースが見える。それにしても、神社で教会?前方には赤い鳥居が見えるので、やはり神社なのであろう。
赤い鳥居の前で手を合わせてから、海の方へ、というか林の中へ歩いていく。ここを下りた海岸は「山中海岸」と呼ばれているようだ。
遊歩道はしっかり整備されていた
15時53分、案内看板に従って、遊歩道を進む。しっかり道はついているが、夏場になると、草をかき分けながら歩くことになりそうな雰囲気。
所々分岐している所があり、どっちへ行けばいいの?と不安になるが、どっちに進んでも先で合流している。地形図で見るとおり、斜面をジグザグに下りていくのだが、ところどころショートカットして、まっすぐ下りられる道もあるということがわかった。
歩く距離を少しでも短くしたいときは、ショートカットを進む、ただし足への負担がややきつくなる、足への負担が気になる場合は、ジグザグに進んでください、ということか?今回は雨乞の滝、穴滝を見た後だったので、少しでも足の負担を減らすよう、ジグザグに進んでいく。
うっそうとした林を抜けると海の音が聞こえる
一応GPSを動作させながら進んでみるが、このジグザグを下り始めるあたりでは、受信状況が悪い。周りが山で囲まれているわけではないので、うっそうとした林のせいであろう。
中腹まで下りてくると、町の音も波の音も、木の葉の音も聞こえず、熊よけの鈴の音だけが響き渡る。ちょっと奇妙な感じ。
15分程歩き、波の音がかすかに聞こえてくる頃、周りは急に開けてくる。海岸までまもなくだ。下りきると、大きな岩がいたるところに横たわる海岸。滝はここから東の方にあるようだが、ここからは確認できない。
海岸に下りたら東へ進む
海岸を歩く。最初の50mほどは、ほとんど普通に歩けるが、廃屋の前を通り過ぎると、大きな岩がごろごろしていて歩きづらくなる。特に今回はただでさえ足の疲労が激しいので、一つの岩を乗り越えるのもつらい。
チャラセナイの滝を見つける
海岸に下りてから150m、いや200mは歩いただろうか、急斜面を細長く落ちている、滝の流れが目に入ってきた。岩壁の加減で、そばに寄るまで滝の姿が見えなかったので、ちょっと不安になったが、16時25分、なんとか滝の下に到着。
想像していたより落差がある。20m以上はありそうだ。でもものすごく細い。幅は1mもないだろう。よく見ると、真ん中あたりで段差がある。一応段瀑ということにしておこう。
撮影のバリエーションはあまりないが、疲れた足を休めるためゆっくり撮影し、16時45分滝をあとにする。帰りの上りはさすがにつらかったが、17時13分、以外と早く駐車場に戻る。
過去記事はすべて2007年5月29日(火)の記録
最後に チャラセナイつながり
チャラセナイの名前を持つ滝は知床半島にありこのサイトでも紹介した「チャラセナイの滝(斜里町)」があります。
また同じく斜里町の「オシンコシンの滝」がかかる川はチャラッセナイ川といいます。
また、室蘭市チキウ岬の西にある茶良津内(ちゃらつない)と呼ばれる地名もチャラセナイ起源だといわれています。実際、茶良津内浜の東端に岬の裏を流れる小さな川が滝状の流れになっているそうです。
訪問日2007年05月29日(火)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m