魚留の滝 (洞爺湖町)
2017/01/31
ソウベツ川には支流を含めいくつもの滝が点在しています。そのうち一番下流側にあるものを魚留の滝と呼んでいるようです。早月林道からは早月川を渡り小さな山を越えてソウベツ川に下りていきます。
魚留の滝 概要
読み | うおどめのたき |
別名 | 魚留ノ滝 |
場所 | 洞爺湖町財田 |
川名 | ソウベツ川 |
落差 | 10m |
幅 | |
形状 | 分岐瀑 |
地形図 | 仲洞爺 |
難易度 | ★★★☆☆ |
特記 | あれば |
魚留の滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R453→r132→早月林道 | あり | 20分 |
別掲「早月の滝」に行く途中に魚留の滝へ向かう道があります。なので早月林道までのアプローチは早月の滝と同じになります。
道道132号線から早月林道に入ります
旧大滝村方面から国道453号線で洞爺湖方面へ。
壮瞥町市街で道道132号洞爺公園洞爺線に入り反時計回りに進みます。洞爺湖をちょうど半周したあたりに青看板があるので交差点を右折、早月林道に入ります。
2005年に書いた魚留の滝の記録から抜粋
早月林道は3kmほど走るとダートになりますがとくに走りづらいことはありません。ダートを2kmほど走ると左手に「魚留の滝」看板がある広い駐車スペースがあります。
早月の滝の滝を見た後1kmほど手前で見かけた「魚留の滝」看板までもどりました。以下、予備知識が全くない中での散策の様子です。
魚留の滝看板から早月川を渡り小山を登ります
(早月の滝から戻り)早速魚留の滝に向かうことにする。
まず早月川を渡るが、丁寧に(?)電信柱を横にした橋がかけられている。ちょっと渡りづらいが、なんなくクリア。渡ると、リボンのマーキングが見られたので、間違いではないだろうと確信する。
ここから、はっきりとした踏み分け道を進む。途中から傾斜がきつくなってくる。こんなところに滝なんかあるのだろうか、と思いながら、10分ほどで尾根筋に出る。
ソウベツ川に向かうくだりはやや難儀
一息ついて下り始めると、下に川があることが確認できる。ソウベツ川であろう。
そして川の上流方向に、滝の一部が瞬間見えた。気持ちははやるが、このくだりの道は結構急なところがあり、2箇所ほど太いロープが用意されていた。また、ぬかるんでいるところもあり、気を抜けない。
川岸に下りきる前に踏み分け道は分岐していました
途中で踏み分けは、川の下流方向への下りと、その高度を保ったまま、滝に近づく道に分岐する。下っていけば、川っプチに出ることはまちがいないが、滝から遠ざかることと、川に下りてから川の中を通らなければならない可能性があったので、下りずに滝のほうに進むことにする。
魚留の滝を俯瞰で見ることができました
踏み分けはあるものの、薮こぎに近くなる。足元がすべりやすいところもある。
200mほど進み、滝を正面から俯瞰で眺めるポイントに出る。何の予備知識もなかったので、到着したときはカミさんと二人で感激に浸った。
立っている斜面の20mほど上からやはり20m下の川っプチまで、幅5mほどに渡って崩落の跡が見られる。下りられなくもなさそうだったが、念のためやめることにした。
過去記事は2005年9月24日(土)の記録から
チョット気になったサイト
ソウベツ川の滝群や早月の滝について気になることが書かれていました。
北海道、何でも秘境探検記。(秘滝、秘湯、遺構、秘境駅他) 幻となるのか?早月の滝(洞爺湖町)とソウベツ川滝群
2014年9月の様子が書かれています。
この日はカミさんと一緒でも目にすることができましたが、近年早月林道の整備があまり行われていないかもしれないことが書かれています。
上の記事が書かれてからおよそ2年。整備が再開されることを期待して近い将来自分の目で確かめにいきたいと思います。
最後に
遊歩道の分岐を後日あらためて確認したところ川っぷちに下りた場合でも水に浸かることなく滝に近づくことができます。
今回進んだ踏み分け道、この日は土砂崩れで先へ進むことができませんでしたが、そのまま進むと魚留の滝の落ち口にでます。落ち口から遡行することでソウベツ川に点在する滝のいくつかを見ることができるようです。
管理人も翌年いくつか滝を見ました。その時の記録を「ソウベツ川(洞爺湖町)を遡行して見た滝をまとめてご紹介 」のページにまとめましたのでよかったらご覧になってください。
訪問日2005年09月24日(土)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m