カムイワッカ湯の滝 平日でも賑わう知床の秘境
2019/11/04
世界遺産に登録されてからは初めて訪れる知床。行くからにはやはり見ておきたいよね・・・ということで世界遺産登録発表の前年、2004年の春以来15年ぶりに来ました。一の滝までしかいけないのは知っていましたが、正直言うと、やっぱり物足りなかったです。
訪問日2019年9月30日(月)
川の水(お湯)は強い酸性です〜肌の弱い方は注意しましょう
カムイワッカ湯の滝までのアプローチの復習
この日は国道334号線で知床峠から斜里町へ向かうルートでした。
知床峠から斜里への途中、知床自然センターで知床五湖へ向かう道道93号知床公園線に入ります。五湖の手前約500mからダート道に入ります。あとは道なりに11kmほど走るとカムイワッカ湯の滝駐車場です。
カムイワッカ湯の滝マイカー規制について
カムイワッカ湯の滝への道は、例年8月中はマイカーやバイクでのアプローチが規制され、シャトルバスを利用することになります(2019年は8月1日から8月25日まで)。
ちなみに、カムイワッカ湯の滝までの道は、(2019年の場合は)5月31日から10月下旬で、シャトルバスの運行がない期間、マイカーで滝の駐車場まで進むことができます。
駐車場には簡易トイレも設置
2004年の春に来た時も駐車スペースはありましたが、駐めるスペースが区分けされていたり、広くなっているなど、以前よりもしっかり整備され、駐車場の体をなしているなと思いました。。簡易トイレが設置されているのには驚きましたが、それだけ人がたくさんやってくるのでしょうね。(GoogleMapで「カムイワッカ湯の滝」で検索したら、「カムイワッカ駐車場」のほか「トイレ」まで出てきたのには驚きました・・・😀)
なつかしくて、着くなり一枚撮影しました。以前見たのと変わりはありません・・・当たり前かもしれませんが。
前回は普通のサンダルでちょっと失敗したので、今回はサワタビ&サワーサンダルという装備で臨みました。あとで考えたら一の滝までしかいけないので、明らかにオーバースペックでした・・・ とりあえず出発です。
川に入るまでに5〜60mほど歩きますが、途中で熊越の滝遊歩道でも見た入山者監視装置がありました。
カムイワッカ川の様子
川に入りました。
後ろを向くと駐車場から見える滝状の流れです。下流側に進めないようロープが張ってあります。川岸に靴が2足見えますが、若いカップルが裸足で進んだようです。ここを歩く人はサンダル履きの人が多いんですが・・・
最初は緩やかでなめらかな岩肌を歩きます。裸足で進んでも全く問題なさそうです。
川に入って3分ほどで「一の滝」に到着です。ずいぶんとモヤっています。歩き始めから気になっていて、最初は湯気のせいかと思っていたのですが、ガスがかかっていたんですね。知床峠を越える時にもかなりガスっていましたが、この高さまで下りてきたのかもしれません。
天然の湯船のようですがつかるにはぬるすぎます(30°C位でしょうか?)。けっこう深いですが、底まで見えるのがすごいです。
一の滝は上まで簡単に登れます。のぼっている途中で下を見ると、下から見るよりは傾斜が急だとわかります。
一の滝を登り切ると、この先立ち入り禁止の看板。わかっていたこととはいえ、もっと上の方を知る者としては残念です。
ちょっとだけ失礼してロープをくぐると・・・とりあえずなめらかな岩肌が50mほどありますが・・・
その先の斜面には大小落石の跡が見えます。2004年に撮影した動画を見なおしてみましたが、明らかに様子が違うのがわかりました。
そして(今はそう呼ばれているのかは不明ですが)二の滝です。以前は、この滝も単なる通過点の一つだったのですが、久しぶりにあらためて見るとけっこう立派な滝に見えます。
以前は、滝の左岸側を通ってのぼった記憶があります。が、今日は警告を尊重し、ここで引き返すことにしました。少し前までだったら自己責任で先に進んでいたかと思うのですが、・・・年のせいでしょうか?
ちなみに件の裸足のカップル。滝の右岸側をのぼって先に進んで行きました。どこまで進んだかは知るよしもありませんが、やっぱり若いっていいなと思いました。
二の滝の上はどうなっているのか?
前回来た時は、進入禁止の規制もなく上流へ進み、動画も撮影していました。過去記事にアップしたものと同じですが再掲載します。あらためて見ても逆光だったのが惜しまれます。
スローシャッター画像
余りいい写真は撮れませんでしたがスローシャッターで撮影した写真をどうぞ。
最後に
平日にもかかわらず、入れ替わり立ち替わりカップルや家族連れが訪れて、けっこう賑やかでした。初めて来た時には知る人ぞ知る秘境だった事を思うと、30年という月日の移ろいを感じます。
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m