北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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空知大滝 (芦別市)

   

空知はアイヌ語の「ソラプチ」が由来でその意味は「滝がごちゃごちゃ落ちている」。まだ水量が多かった頃、岩の隙間から小さな流水が何条にもなって見えた様子を表しています。

空知大滝

空知大滝をアップで撮影

今でこそ小さな滝にしか見えませんがその昔は空知川最大の難所といわれた場所でもあります。空知の語源になった空知大滝は由緒ある滝といえるでしょう。

訪問日
2018年10月8日(月・祝)

空知大滝 概要

読み そらちおおたき
場所 芦別市野花南(のかなん)
川名 空知川
落差 3m
2m
形状 段瀑
地形図 野花南
難易度 ★☆☆☆☆
特記 空知大滝甌穴(おうけつ)群は北海道自然文化財

空知大滝までのアプローチ

ルート (R=国道 r=道道) 駐車場 徒歩 特記
R38→旧国道 あり すぐ

国道38号線を芦別市街から富良野方面へ進みます。

野花南大橋からおよそ1kmの場所に滝里ダム管理所に向かう道〈旧国道〉があります。「北海道開発局 札幌開発建設部」と書かれた看板が目印になります。

国道38号から旧国道へ

国道38号から旧国道に入る

右折というよりも右の脇道に入るといった感じでしょうか?旧国道に入るとすぐに滝の看板が目に入りますが、国道を走っている時には全く見えません。

旧国道入り口

旧国道に入る

2kmほど走るとライトグリーンの大きな橋。

緑の橋を渡る

緑の橋を渡る

さらに500m進んだ大滝橋手前の左に下る小道に入ります。橋を渡ると滝里ダムに行きますが、ダムへは行きません。小さな看板がありました。

左の小道を下る

左の小道を下っていきます

すぐに二股分岐になりますが、右に進みます。

二股は右へ

二股を右に進む

橋の下をくぐって進みます。

橋をくぐる

橋をくぐる

300mほど進むと到着です。先客さんがいました。向こうには空知大滝が小さく見えます。

駐車スペース

空知大滝駐車スペース

駐車スペースは狭いですが、乗用車3台くらいなら駐められるでしょう。車を駐めた横に落石の跡がありました。橋をくぐった後に落石注意の看板がありましたが、このことだったんですね・・・(^_^;

落石の跡

落石の跡


滝の印象など

駐車スペースがそのまま滝の展望スペースになります。空知大滝が遠くに見えます。大滝と呼ぶにはあまりに小さい・・・😢

空知大滝

空知大滝は小さい

ズームして核心部をアップで撮影します。柱状節理の岩が印象的です。

空知大滝をアップで撮影

空知大滝をアップで撮影

空知大滝甌穴群は確認できなかった

空知大滝の見所の一つ「空知大滝甌穴(おうけつ)群」。地質学的に貴重ということで平成23(2011)年に北海道指定文化財(天然記念物)に指定されました。

甌穴は川の激流により小石などが岩のくぼみで回転し、長い年月をかけて岩盤に円筒形の穴を掘る現象なのだそうです。滝つぼ近くに多く見られるというその穴を確認することは残念ながらできませんでした。

空知大滝

空知大滝甌穴群は確認できなかった

参照したサイト

空知大滝|芦別市観光総合ガイド「星の降る里あしべつ」空知大滝|芦別市観光総合ガイド「星の降る里あしべつ」

空知大滝甌穴(おうけつ)群


こちらに空知大滝甌穴群の画像が掲載されています。

最後に

周りの岩などを含めてとてもきれいな滝ですが、「大滝」と呼ぶには正直物足りませんでした。これはすぐ上流にある滝里ダムの水量コントロールのため仕方がないのですが、ダムの放水時には川幅いっぱいに水量が増えるそうです。ぜひ一度、その姿を見たいですね。


さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

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