熊越の滝 羅臼八景 その全貌を初めて目にした
現在のようなスタイルで滝見を始めた2004年に訪れた時は、川岸まで下りられることを知らず、展望台からの姿を見ただけで満足しました。が、後日そのことを知り、いつか、その全景を目にしたいと思って15年。やっと念願がかないました。
訪問日2019年9月30日(月)
熊越の滝までのアプローチの復習
羅臼市街から国道334号線で知床峠を目指します。国道334号線の起点からだと5.5kmほどの距離になりますが、知床大橋を越えてすぐの覆道の手前に熊越の滝の遊歩道入口があります。
峠方向に向かって右手に車2〜3台分の駐車スペースがあります。GoogleMapにもPマークが付いていたのにはちょっと驚きました。
熊越の滝遊歩道入口は道路を渡って反対側。滝の看板がありました。
下のGoogleMapにiPhoneのアプリで記録した歩いた軌跡を記します。
熊越の滝遊歩道の様子
まずは木製の階段を下りていきます。壊れている段がいくつかありました。
階段を下りたら国道に沿った形で遊歩道は続きます。笹が刈られ、しっかり進む方向がわかります。
途中に入山者計測用の測定器(?)がありました。
測定器を越えると、苔むした大きな岩が転がり、歩きづらい部分がありました。ほんの一瞬でしたが・・・
ここまでは国道と並行して進んできました。右手を見上げると高いところに覆道が見えます。
ここから遊歩道はゆっくり左カーブして、国道から遠ざかる方に進みます。中間点の残り200m看板で右に曲がります。
前回来た時は見通しが悪かったような気がするのですが、今回はすんなり進むことができました。日が当たった小沢の水が透き通ってとてもきれいでした。
小沢を渡るとすぐに展望台への上りになります。やや急で道が悪かったですが、注意して進めば何も問題はないでしょう。
程なく展望台に到着。ベンチがあったりしますが、ちょっと荒れた感じでした。
展望台からは、緑越しで滝を見たとはいえないです。
展望台からさらに先に進むと木製の階段があり、川の方へ下りていくことができました。
正規の形で熊越の滝を撮影する
下りきると展望スペース。遠くではありますがほぼ全景が見えます。やっと熊越の滝の全貌を見ることができました・・・🙌
名前の由来になったエピソードが書かれた看板もあります。
スローシャッターで撮影しました。こういう写真が撮りたかったのです。
川岸ではなく数メートル高くなっているので、滝の上部や滝つぼなどがそれなりに確認できます
正規ではない形で熊越の滝を撮影する
過去にネットで見た熊越の滝の画像の中には、完全に川岸に下りて撮影したと思われるものもあったように思います。展望スペースを見渡すと、この位置から川下の方に向かってゆっくり下り道があったようです。今は整備されておらず通行止めの看板がありました。写真ではわかりづらいですが昔は確かに道があったようですが、ここから川岸に下りるのはちょっと難儀です。
反対に上流側にに向かって下りていく方は開けていて、簡単に下りられそうですが、ロープが張られて立ち入り禁止になっています。草木がなかったのは崩れたからかもしれません。ちょっと失礼してロープを越えて滝に近づいてみました。が、残念な写真しか撮れませんでした。
川を渡らないと手前の緑はかわせないようです。川に入る準備はしていませんでしたが、濡れるのを覚悟で川を渡り中州に進みました。自己責任の発動です。
本来の位置からだと緑で隠れていた岩肌が見えます。春先など水量の多い時には、黒い岩肌の部分からも水が落ちるのだろうと想像できます。
最後に
熊越の滝を初めて見てから、もう一回見たいという念願が15年ぶりに叶いました。滝を見る側の展望スペースに着くまでは、日が強く照っていたのです。撮影的にはつらいなと思っていたのですが・・・
このあと雲がほどよくかかって日を遮ってくれ、いい感じでスローシャッターの写真を撮ることができました。日頃の行いがよかったせいだとは思いませんが、いつもお参りしている神様が助けてくれたのかもしれません。このあと、羅臼神社に参拝に行くのでお礼を言うことにします。
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m