北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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羽衣の滝 (東川町)

      2019/05/18

羽衣の滝遊歩道 通行再開しました
2018年6月11日(月)~

上川総合振興局のウェブサイト

向かって左側双見沢川から落ちる7段の滝と向かって右側アイシホップ沢川から落ちる滝が途中で合流し、ひとつの流れとして忠別川に注ぎます。

羽衣の滝(@二見橋)

二見橋から見た羽衣の滝 2004年10月5日撮影

滝の名前は大正時代の文豪大町桂月が、天女が羽衣をなびかせて舞っているような美しさに感動し名付けたと言われています。

2018年10月9日再訪の記録

羽衣の滝遊歩道は通行止めです(2013年5月〜)

通行止めについての詳細はこのページのこちらをどうぞ。

羽衣の滝 概要

読み はごろものたき
旧名 夫婦滝
場所 東川町松山温泉
川名 双見沢川(二見川)
アイシホップ沢川
落差 270m
形状 段瀑 渓流爆 分岐瀑 直瀑
地形図 旭岳
難易度 遊歩道:★★☆☆☆
滝見台:★★★★☆
特記 日本の滝百選

明治34年に発見されてからしばらくは「夫婦滝」と呼ばれていたそうです。

羽衣の滝までのアプローチ

ルート (R=国道 r=道道) 駐車場 徒歩 特記
R12→r1160→r213→遊歩道 あり 10分

札幌から東川町まで

この日は札幌から道央自動車道を使い旭川経由でのアプローチです。

旭川市内で道道1160号線旭川旭岳温泉線に入り天人峡を目指します。東川町市街を越えてまもなく道道213号天人峡美瑛線と合流。

忠別湖を過ぎるとすぐ道は三叉路となりこれは右へ進みます。(左は旭岳温泉へ向かう道道1160号)三叉路からは天人峡温泉まで一本道です。

天人峡温泉から羽衣の滝まで



温泉の手前のトンネルを抜けてすぐの所に無料の駐車場があるので車を駐めます。天人峡温泉 天人閣の奥に滝への遊歩道が続きます。羽衣の滝までは600mおよそ10分、二見橋を渡ったすぐのところがビューポイントになります。

2004年に書いた羽衣の滝の記録から抜粋1

この日は先に敷島の滝を見に行きました。

二見橋からの展望

Google Mapsの赤線部分

羽衣の滝(@二見橋)

二見橋付近から撮影した羽衣の滝 2004年10月5日

10:00頃、敷島の滝から戻ると、たくさんの観光客が入れ替わり立ち替わりの記念撮影で、休憩がてら、ベンチで人がいなくなるのを待つ。

何年か前の夏に、ドラマのロケをここで行ったのを思い出す。紅葉が思ったほど鮮やかではなかったが、それでもここの景観はいつ来てもすばらしい。

二見橋から看板込みの映像、橋の下に降りて思い切りあおりの映像など、ポジションを変えるが、ここからはどうやっても滝の全貌は見えない。

□2004年10月5日(火)の記事から

見晴台からの展望

Google Mapsの橙線部分

羽衣の滝(@見晴台)

見晴台から見た羽衣の滝 2004年10月5日撮影

橋の手前から見晴台に登ってみる。登り始めて5分もしないで到着。

ここからも全貌は臨めず、左側の滝は下からよりも見づらくなるが、滝壺と右側の滝がよく見える。

二見橋、見晴台から見た羽衣の滝の動画です


滝見台から見た羽衣の滝–絶景!

羽衣の滝は滝見台から見ないと見たことにならないと言っても言い過ぎではありません。本当に絶景です。

滝見台はトムラウシ登山道の途中にある羽衣の滝のほぼ全貌を見ることができるポイントです。

登山道入り口からの距離は1500mほど。距離だけ見ると大したことがないように思えますが、この間に300mも登る急勾配はかなりきついです。Google Maps紫線参照。

滝見台から見た羽衣の滝 動画をどうぞ



以下、過去記事からの抜粋です。

登山道入り口からきつい登りの連続

(二見橋と見晴台からの)撮影を終えて駐車場に戻る。このあと今日のメインイベント、滝見台へのアタックだ。準備を整え11:06、化雲岳登山口入り口を出発。

前半は急坂をひたすら上る。地形図上では、道はゆるい円弧上になっているが、実際はジグザグに登っていく。かなりの悪路で途中くずれて歩きにくい所も何カ所かある。

噂には聞いていたがかなりきつい。息が切れる。足が重い。ずいぶん登ったように感じて下を見ると、建物や車がとても小さい。これだけ登って下が見えるのだから、本当に急勾配だ。しかし、上を見るとまだまだ先は長い。

尾根筋にでるとまもなく最初のビューポイント

滝見台の手前に最初のビューポイントがあります。アイシホップ沢(向かって右側の川)を見る一番のポイントです。ただし左側の沢の上と一つになった下の流れは見えません。

途中滝見台まで「あと1200m」と「あと1000m」の看板あり。これをすぎると、まもなく尾根すじになり、傾斜は緩くなる。

まもなく、羽衣の滝が見えるポイントがある。滝見台まではまだ500m以上あり、左側の滝の上の方は見えないが、右側の滝のビューポイントとしてはベストの場所だと思う。

下からはもちろん、滝見台からでもわからない高さを、ここでは感じることができる。

滝見台に到着 感動!

「あと500m」の看板を越えて平坦になる道を歩き、11:50、滝見台に到着。絶景である・・・ 😮 。

左側の滝の全貌がはっきり見える。下からではあまりぱっとしなかった、紅葉とのコントラストも最高だ。

ここからは羽衣の滝だけでなく、敷島の滝や旭岳の頂上も見える。途中のあの苦しさも、この眺めを見れば全部吹き飛んでしまう。ぜひ時間を作って見てもらいたい場所だ。

一通り撮影を終えおにぎりを食べ、12:35出発。13:20登山口入り口に戻る。

羽衣の滝遊歩道通行止めについて

2015年11月23日(月)記載

羽衣の滝通行止め

上川総合振興局のウェブサイトから

2013年5月、冬期の遊歩道閉鎖期間中に、高さ260m、幅80mにわたる大規模な土砂崩れがおこり、展望ポイントの一つ「見晴台」や遊歩道の一部が埋まってしまいました。

復旧の目処はまったくたっていないとのこと。「羽衣の滝」「敷島の滝」を見に行くことはできません。

天人峡遊歩道通行止めのお知らせ
羽衣の滝遊歩道通行止のお知らせ

最後に

羽衣の滝は7段の段瀑と紹介されることが多いと思いますが、滝見台から見ると七段ではすまないことがよくわかります。

滝見台の登り口は遊歩道の手前なので、通行止めに関係なく上ることができます。


さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

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