白老滝〜白老町の滝 三名所の一つを初めて見た
道道86号白老大滝線沿いから白老川におりて本流にかかる白老滝を初めて見ることができました。滝を見られたことはもちろんですが、100mもの落差を往復できたことに感動しました。
訪問日2019年8月6日(火)
白老の滝三名所とは「インクラの滝」「白老滝」「社台滝」のことだそうです(白老観光協会のHPから)
白老滝 概要
読み | しらおいたき |
場所 | 白老町森野 |
川名 | 白老川 |
落差 | 40m |
幅 | 5m |
形状 | 段瀑 |
地形図 | 徳舜瞥山(とくしゅんべつやま) |
難易度 | ★★★★☆ |
白老滝までのアプローチ
今回は旧大滝村方面から道道86号白老大滝線を走りました。
砥石沢にかかる大石橋横の駐車場まで
国道276号線から道道86号線に入ります。1kmほどで三階滝公園の駐車場が左手に見えます。ここから10kmほど走ると砥石沢にかかる大石橋。渡りきった右手に車が10台ほど駐まれる駐車場があります。白老方面からだと、白老滝覆道を越えて100mほど進んだ左手になります。
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R276→r86 | あり | 35分 | 途中遡行 |
大石橋駐車場から下り口まで
白老滝を見るために白老川に下りますが、途中で小沢を歩くことになるので念のため遡行の準備をします。愛用のモンベル社サワタビ、サワーサンダル、サワースパッツを装着します。
リュックにカメラの三脚をくくりつけ、準備が整ったところで出発。まずは大石橋を渡ります。歩道がないので走行する車に注意します。
大石橋を渡りきって少し歩くと左カーブの標識の右側に沢への下り口があります。駐車場からだと300mくらいの距離でしょうか。
草刈りがされているのですぐにわかると思います
急坂を下り小沢に入るまで
いきなり急な坂を下りることになります。油断すると足を滑らせてしまいそうです。
急な坂を落差にして30mほど下ると傾斜は緩くなります。少し進むと小さな沢に出会います。マーキングのピンクリボンを見ると安心します。
小沢を渡り右手に見ながらゆるい下りを進んで行きます。ここもおそらく草刈りがなされているのでしょう。歩くのに支障はありません。
草刈りされた道は小沢を渡ってから100mも進まないうちに沢の方へ誘導されます。ここから沢歩きだよといわんばかりに!!
沢にぶつかると傾斜がやや急になりゴツゴツした岩と相まって非常に歩きづらかったです。
足場を一つ一つ確認しながらゆっくり進んで行きます。ゴロゴロ状態はすぐに解消され黄色っぽいナメ滝が見えてきます。
ナメ滝を2回下ると白老川が見えてくる
ちょっと見、すべりそうにも見えましたが、少なくともフェルト地のサワーサンダルですべることはありませんでした。傾斜もそれほど急ではありません。普通に歩いて進みました。
2回目のナメ滝はかなり急な場所があり、手をつかないと下りることができませんでした。帰りは登らなければならないかと思うとちょっとうんざりでしたが・・・
それはともかく、白老川が近くなってきたような感じがしてきました
そしてやっと白老川が見えてきました。
白老川の上流側へ進むとすぐ白老滝が見える
最後はゴツゴツしたやや急な下りをおりて川岸に立ちました。帰りに備えてこの位置を確認すると、登り口にピンクリボンがありました。これがあれば、迷わずに帰れそうです。
そういえば、蚊に悩まされるかと思って心配していたのですが、すべての行程でそんなことはありませんでした。
下りたところから白老川の上流を見ると巨大な岩壁が見えます。白老川は左に90度折れているようです。下の写真に映る川の水。けっこう深かったのですが、底までくっきり見えます
上流が見えるところまで進んでみると、遠くに飛沫が見えました。あれが白老滝のものであることはすぐに確信できました。(画像は少しズームしてます)
GoogleMapの軌跡はiPhoneのアプリGeographicaで取得したものです。家に帰ってから高低差を調べたら100mちょっとありました。
初めて見る白老の滝
大きな丸っこい岩が転がる川岸を歩き上流に向かいます。近づくにつれエメラルドグリーンの滝つぼが鮮やかに映えます。
さらに近づくと深く切れ込んだ柱状節理の岩壁が目に入ります。
芸術的な美しさを感じました。
正面から見ると2段に見えます。実際は3段あるそうですが確認はできませんでした。
奥に見えるのは2段目で、落差は9mほどあるそうです。
逆光気味に滝つぼを撮影してみました。
参考にさせていただいたサイト
最後に
実は昨年(2018年)6月に本文中にあるナメ滝の手前まで歩いたことがありました。この時は遡行の準備はしておらず、トレッキングシューズでした。足が濡れることよりもすべるのではないかと心配して断念したのですが、今日歩いてみて去年は撤退して正解だと思いました。特に下のナメ滝の急斜面はそこの硬いトレッキングシューズだとグリップが効かなかったかもしれません。
去年の写真を見ると、小沢に出会うまでの道がまだ草刈り前だったことがわかりました。本格的な山のシーズンというのは7月以降なんだということを改めて実感しました。
参考にしたサイトによると、2段目は落差9m、一番上は落差2mほどなっています。一番下は10mくらいとして落差のトータルは20mちょっと。白老町観光協会のウェブサイトによると落差は41m。この差はどう解釈すればいいのか?疑問が残る滝見となりました。
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m