北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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駒止の滝 (東川町)

   

勇駒別(ゆこまんべつ)はアイヌ語で

ユク・オマン・ペツ=鹿が山の方へ行く川
または
ユ・コ・オマン・ペツ=温泉に向かっていく川

の意味で、旭岳温泉の古い名称でもあります。その勇駒別川にかかる駒止の滝、手軽に見られるにしては今回初めての訪問になりました。

駒止の滝全景

駒止の滝全景

天人峡温泉の紅葉まっただ中に比べ、こちらの紅葉はさすがに終わっていましたが、葉っぱが落ちきっていなかったので滝が隠れてしまいました。

訪問日
2018年10月9日(火)

駒止の滝 概要

読み こまどめのたき
場所 東川町旭岳温泉郷
川名 勇駒別川
落差 15m
2m
形状 分岐瀑&段瀑
地形図 旭岳
難易度 ★☆☆☆☆

駒止の滝までのアプローチ

ルート (R=国道 r=道道) 駐車場 徒歩 特記
r1160 あり 1分

旭岳温泉をめざします。天人峡温泉温泉との分岐から11kmほど走ると左手に「駒止の滝まで100m」看板が見えます。旭岳温泉郷まではあと1kmほどの場所になります。

左手に駒止の滝100m看板

左手に駒止の滝まで100m看板

滝の入り口には下のように広い駐車スペースがあります。

右手に駐車スペース

右手に駐車スペース


歩いて1分 見栄えは残念

滝の入り口には立派な看板がありました。これだけ立派だと滝への期待が膨らんでしまいます。

駒止の滝看板

駒止の滝の立派な看板

最初だけ申し訳程度に舗装されていました。すぐダートになります。

遊歩道入り口

遊歩道入り口

すぐに行き止まりになります。立派な大木がどーんと立っていました。

展望スペース

展望スペースに到着

休憩用(?)のベンチもありましたが、雨上がりということもあって座る気にはなれませんでした。

ベンチ

ベンチ

展望台から見る駒止の滝は小さくて、しかも木の葉に隠れて全貌が見えませんが、おおよそ3段の滝であることは確認できました。

駒止の滝を引きで撮影

駒止の滝を引きで撮影

下の2段をアップで撮影。

駒止の滝中段と下段

駒止の滝 中段と下段

上段は木の葉に隠れてはっきり見えませんでした。

駒止の滝上段

駒止の滝上段

最後に

1929年(昭和4年)8月11日〜20日にかけても10日間の大雪山縦断行軍記録が残されています。将校准士官22名、下士160名、馬38頭、車両20両が参加し、軍馬1頭が犠牲になったという記録があります。1929年といえば世界恐慌の年でしたっけ?

旭岳温泉が発見されたのは1914年(大正3年)。その2年後には湯小屋が建てられました。勇駒別温泉と命名され、旅館が建ち並んだのは戦後のこと。旭岳温泉に改名されたのは1982年(昭和57年)のことです。


さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

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