北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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夕張 石炭の歴史村 天龍の滝と白糸の滝は無残な姿だった

   

夕張市にある石炭の歴史村の敷地内にある天龍の滝、その上流にあるまだ目にしたことがない白糸の滝を確認しにきました。滝見を始めて15年近く経ちますが、これまで経験したことがないくらいがっかりしたものになってしまいました。

天龍の滝

泥水が落ちる天龍の滝

11年前に来た時には立派な滝の看板もありましたが、この日はそれも見当たりませんでした。

訪問日
2018年10月25日(木)

2007年の訪問記録もどうぞ

石炭の歴史村のGoogleMap

過去に作ったGoogleMapです


白糸の滝 探索の記録

今回のメインはまだ見たことがない白糸の滝を目にすることでしたが、泥水の天龍の滝を見て期待感はほとんどゼロ。やめようかなと思いましたが、せっかくなので写真だけは撮っておこうと出発します。

結果を先に言っておくと、かつてネットで見た画像とは似ても似つかぬ姿でした。もちろん泥水でした。

白糸の滝跡?

白糸の滝の跡だと思われる

天龍の滝から白糸の滝まで

石炭の村駐車場に車を駐めさせてもらいます。もちろん無料でした。

石炭の歴史村駐車場

駐車場 向こう側に歴史村の建物

白糸の滝に向かう前に天龍の滝を確認しました。滝が見える場所も特に整備された様子もなく、かつては川っぷちにあった滝の看板もありません。細長い木が倒れれていましたが、もしかするとそれが看板だったかも知れません。

天龍の滝付近の様子

天龍の滝付近の様子

白糸の滝をめざして出発します。下の写真の左手30mくらいの所に天龍の滝があります。

駐車場を出発

駐車場から出発

まずは川を渡りその向こうの急な階段を登ります。

階段を登る

階段を登る

階段を登り切ると開けた広い道路に出るのでこれを左方向に進んで行きます。

階段の上

階段を登ったら左方向へ

けっこう見所があったりします。

映画北の零年

映画「北の零年」の看板

高松跨線橋

高松跨線橋

まもなく天龍の滝の上流を渡ります。上流を見ると治水工事がしっかりなされています。

天龍の滝上流の様子

治水工事がなされた天龍の滝の上流

今度は治水工事された川に沿って登っていきます。

川に沿って登る

川に沿って登る

左手のはるか上に跨線橋跡に歴史を感じながら進みます。

跨線橋跡

跨線橋跡

ず〜っと白いコンクリで固められた川の地肌が見える場所に来ました。

川の地肌が見える

川に地肌が見える場所

さらに上をめざすことに

歩き始めて10分以上経ったのでこれがそうなのかと思いつつ、ネット画像とは似ても似つかぬ姿にとまどいました。とりあえずさらに上に登って確認することにします。

川はすぐにコンクリートで固められた姿に逆戻り。

さらに上をめざす

さらに上をめざす

10分以上登っても景色に変化はなく、滝の気配はありません。はるか高い場所に工事用のダンプが見えてきました。すごいところで作業しているんですね・・・😲

作業用ダンプ

作業するダンプ

道なりに歩いてたどり着いたのは小さな池。ここまで滝の気配は全くなし。ただ天龍の滝の泥水がここから発生していることがわかりました。

小さな池

上から流れてくる泥水と合流

この池の水はとてもキレイで、鴨が気持ちよさそうに泳いでいるのが印象的でした。

小さな池

池の水はとてもきれいだった

上のどこで泥水が発生しているのかまではわかりませんが、発生した泥水を意図的にここまで運び、天然の川に合流させていることがわかりました。

泥水を清流に合流

泥水の元

最後に

天龍の滝の上流と言うことで、今回見たのは白糸の滝には違いないとは思います。あまりに違いすぎいる姿は、近年の大雨による崩壊なのかそれとも他に理由があるのかわかりません。

もし今回見たのが白糸の滝でないとすれば、そこ以外コンクリートで固められていたので白糸の滝はもう存在しないことになると言っていいでしょう。

それにしてもなぜ泥水をきれいな沢に合流させているのか?不思議でなりません。


さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

 - 空知の滝