一糸の滝 (新得町)
2017/03/12
落差80mとも言われる一筋の細い流れはその名の通り。融雪期でないと見ることができないという説もあり、紅葉もほとんど落ちたこの季節に見ることができてラッキーでした。
一糸の滝 概要
読み | いちいとのたき |
場所 | 新得町 |
川名 | 十勝川支流 |
落差 | 30m以上(80mという説もあり) |
幅 | 1m |
形状 | 渓流瀑 |
地形図 | チカベツ山 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
特記 | 緑の季節に見るのは難しい? |
シートカチ林道までのアプローチ
シートカチ林道入り口までは秘奥の滝と同じです。
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
r718→シートカチ林道 | なし | 2分 |
(日高町方面から)国道274号線を清水町方面へ。
清水町市街地をぬけてすぐ道道718号忠別清水線にはいり、トムラウシ温泉のほうへひたすら進みます。
ちなみに温泉まではおよそ60km、札幌から苫小牧まで行くのに匹敵する距離です。(「霧吹の滝」「霞の滝」への道と同じ)
道道718号線にかかる橋でひときわ目立つ「曙橋」。これをわたるとすぐ秘奥の滝へ続くシートカチ林道分岐。一糸の滝へは秘奥の滝と同様シートカチ林道を進みます。林道入り口には秘奥の滝の案内看板があるので迷うことはないかと思います。
一糸の滝 2008年の記録から
シートカチ林道入り口から秘奥の滝へ通じるレイサクベツ林道分岐までは秘奥の滝のページと共通です。
シートカチ林道入り口まで
「山の交流館とむら」から11.5km走ると曙橋。これを越えるとすぐ左手に、秘奥の滝へつづくシートカチ林道。入口には看板。3年前とほぼ同じ形で「通行止め」の張り紙もある。
シートカチ林道を進む
林道入口から6.9km走ると、別の林道分岐があり、そこに「秘奥の滝まで5.7km」の看板。ここはまっすぐ進んですぐ「礼咲別橋」を渡る。先の看板から400m走ると、また林道が分岐している。この角に「秘奥の滝まで5.3km」の看板。
一糸の滝へはシートカチ林道を道なりに進む
ここからは一糸の滝独自の記述になります。
秘奥の滝へはこの林道分岐を右折するが、今日はまっすぐ進む。「秘奥の滝まで5.3km」看板から100mで「支十勝橋」。さらに2.2kmほど走ると、進行方向右手50mほどの所に、細い流れを確認することができた。
近づいてみる
この日は林道上から確認することができたが、写真1で見るように、木の葉がほとんど落ちているこの時期だから。葉が生い茂る時期には、林道上からこの流れを見るのは不可能と思われる。
また、50mほど歩けば滝をすぐ近くで見られるが、夏にはかなりヘビーな薮こぎになるかもしれない。この日は普通に歩いていけたが・・・。
一糸の滝を地形図で見る際の注意点
国土地理院の2万5千分の一の地形図に一糸の滝のマークはありません。下のカシミールベースの地図に記載した滝の位置は管理人がGPSで記録したものですが、これを目安にする場合注意が必要なことを過去の記事に記載がありました。
滝は、十勝川が一部二股になり、それが再び1つにまとまる部分に流れ落ちている。掲載した地図に「この部分と間違えそう」と記した所は、山の交流館とむらのご主人が、教えてくれた場所。
ご主人は、川の流れ方から判断されたようだが、この辺の川の左岸側はほとんど平らである。赤丸で示した滝の位置は、いつも通りGPSで確認したものである。
なお、この二股になる部分は、林道からも確認することができるので、夏にはこれが一番の目印になるかもしれない。また、この先に、「奥十勝橋」という橋があるが、ここまでくると行き過ぎたことになる。
一糸の滝
目測ではどれくらいの落差があるの判断しづらいのですがこちらのサイトでは80mと紹介されています。
滝に近づいて見ると、見上げるような高さから、急斜面をなめるように細身の流れが落ちてくる。一糸の滝とは、これ以上ないくらい的確なネーミングだと思う。
山の交流館とむらの紹介ページでは、融雪時にしか見ることができないと書かれているが、この日は、そうとは思えないほど、しっかりした水の流れが確認できた。昨日の大雨のせいかもしれない。そういう意味では非常にラッキーな滝見となった。
上の「山の交流館とむらの紹介ページ」というのは今は見ることはできません(残念!)。
過去記事について秘奥の滝と共通部分は2008年10月11日(土)一糸の滝独自の記録は2008年10月12日(日)のもの
最後に
山の交流館とむらのご主人に教えてもらわなかったらたぶん見つけられなかったと思います。この場を借りてあらためて感謝いたします。ありがとうございました。
訪問日2008年10月12日(日)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m