白糸の滝 (足寄町)
この滝の上流には川がありません。滝の落ち口付近の地下から湧き出す水がそのまま滝の流れとなって西塩幌川に注いでます。
白糸の滝の名前は地名から来ているものと思われますが、流れ落ちるさまを表しているような気もします。
白糸の滝 概要
読み | しらいとのたき |
場所 | 足寄町白糸 |
川名 | 西塩幌川支流 |
落差 | 12m |
幅 | 5m |
形状 | 分岐瀑 |
地形図 | 芽登(めとう) |
難易度 | ★★☆☆☆ |
特記 | この滝が川の起点 |
白糸の滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R242→r468→町道(?) | なし | 10分 | 駐車スペースはある |
白糸の滝までの行程をスライドショーにまとめました
足寄市街から道道468号分岐まで
足寄市街から国道242号線を陸別方面へ進みます。
15分程走り「清水谷」方面へ向かう道道468号清水谷足寄線へ左折します。ここには白糸の滝まで6.5kmの表示もあるので迷うことはないでしょう。
分岐から4km強走ると滝へ向かう右折の道があります。
道道468号線沿いに滝の看板があるとの情報がありますが、2005年8月訪問時には案内看板が見当たらず左手の「南雲牧場」看板を目印に右折しました。右折後すぐ道が左右に分かれているのでこれも右へ行きます。
道なりに進んでいくとすぐ道は3つに別れます。この3分岐を左に進むとまもなく車ではすすめなくなるので適当な場所に車を駐めます。
2005年に書いた白糸の滝の記録から抜粋
車を下りて古い鳥居の横から遊歩道を歩きます
古い鳥居がある。今は誰も来ないのであろう、草がのび放題である。その奥の階段を上ると(多分)神社があるものと思われるが、ちょっと行く気にはなれなかった。鳥居の前で手を合わせる。
滝への道は、その左側である。草がややのびているが、道だということはわかる。30mほど先には案内看板も確認できる。
白糸の滝の印象など
遊歩道は草がのびていて頻繁に手入れされていない様な感じでしたが、滝の周りは椅子などが用意されていてそれなりに人が来るところなんだと思いました。(滝に着いたは朝の7時前。管理人以外は誰もいませんでした)
歩き始めて5分もかからず滝が見えてくる。観光スポットらしく(?)椅子やテーブル、空き缶で作った灰皿まで用意されている。
水量はそれほど多くないが、思っていたよりも落差がある。20m以上はあるだろう。「白糸の滝」の名は地名から来ているものと思われるが、流れる様が由来といってもいいと思った。
早朝6時を少し過ぎた時間でやや薄暗い感じだが、なんとなく落ち着く感じがする。滝の下になぜかコーヒーカップが置かれていたのが不思議でならない。どういう意味があるのだろう?
白糸の滝の横を電線のロープにつかまり上ります
何となく「滝の上に行けるのでは」と思ってよく見たら、右岸側から行けそうだった。というより「登ってみて下さい」といわんばかりにロープが張ってある。いや、ロープではなく電線だ・・・ 😮 。
無造作にむき出しになった末端を見たときには「これはやばい」、思わず北電に電話しようと思ったのだが、よく見ると、ロープ代わりに使っているのだった。考えてみれば、下手なロープよりは丈夫だし、耐久性にもすぐれているかもしれない。
ただ、ロープが張ってあるとはいえ、上に行く程すべりやすいので細心の注意が必要だ。
落ち口に滝の起点となる湧水を見ました
登りつめると、川の流れがあると思いきや、小さな水たまりがあるだけだ。
よく見ると砂状の底が揺らいでいる。水が湧き出ているようだ。ここで湧き出た水が流れ落ちて、そのまま川になっているようだ。とても貴重なものを見たような気がする。
過去記事はすべて2005年8月18日(木)の記録
白糸の滝 動画
最後に
北海道にもいくつか潜流瀑はありますが、この滝のように湧き出ているのを間近で見るのはなかなかないのではないでしょうか?割と簡単に来られますのでぜひ貴重な姿を見ていただけたらと思います。
訪問日2005年08月18日(水)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m