糸毛の滝 (下川町)
林道からそれほど離れていませんが整備された遊歩道などなく藪こぎまたは遡行の必要があります。管理人が初めて川の中を歩いて到達した滝になります。
糸毛の滝 概要
読み | いとげのたき |
場所 | 下川町一の橋 |
川名 | 名寄川支流ポンモサンル川 |
落差 | 10m |
幅 | 5m |
形状 | 分岐瀑+段瀑 |
地形図 | 下川 |
難易度 | ★★★★☆ |
特記 | 要遡行 |
糸毛の滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R239→町道 | なし | 20分 | 含遡行 |
国道239号線から林道駐車スペースまで
下川町市街地から国道239号線を西興部方面へ進みます。
二の橋(地名)で左折し町道(?)に入ります。名士バスの停留所「公民館前」が目印です。この角には民家(牧場)がありますが、これを一件目として覚えておきます。道なりに進むとポツンポツンと民家が点在していますが、3件目の民家を越えてまもなく左折して細い道に入ります。
左折後まもなくの二股は左へ。すぐにゆるい右カーブになりますがこのカーブの途中左手に「先住民族遺跡・・・」と書かれた細い柱がありこれが川へ下りる踏み分け道の目印になります(写真2)。いい具合に道が広くなっているので車一台くらいなら駐めても問題はないでしょう。
糸毛の滝にたどり着くまでの行程を2005年の過去記事から
踏み分け道を川まで進んでみたものの・・・
さて、ここから川に下りていくことになるが、よく見ると、笹藪のなかに踏みつけられた跡があることに気づく。10:00、とりあえずこれを行ってみようと思い、トレッキングシューズに履き替え踏みつけ跡を進む。
70〜80mほどで川の左岸に出る。これに沿っていけば滝がみられると思い、上流に進むが100mも行かないうちにこれ以上進めなくなる。どうやっても川の中に入らなければならない。
トレッキングシューズでは無理なので、先日買ったばかりのモンベル社「サワタビ」と「サワーサンダル」に履き替えることにする。
生まれて初めて川の中を歩き糸毛の滝に到着
10:20、あらためて川に下りてきた。左岸を進めなくなるまで進み、そこから川を渡って右岸へ。季節柄か、雪解け水でそれほど深くはないが流れが速く、油断すると足をとられそうだ。が、サワーサンダルのおかげで、足をすべらせる心配は皆無といって良い。
右岸を進むが、またすぐ川に入らなければならない。大きく左カーブしていて、先が読めないのが不安だったが慎重にすすむ。(写真4)このカーブを曲がりきると150mくらい先に糸毛の滝が見えてきた。(写真5)
カーブを完全に曲がりきると、また地面の上を歩けるので足早にすすむ。ただし、この辺は夏になれば、草がぼうぼうになると思われるので、今日よりは水量が少なくなっているであろう、川の中を歩いた方がよいのかもしれない。
Google Mapsだけではわかりづらいのでカシミール3D をベースに作成した地図も掲載しておきます。
糸毛の滝の印象など
とりあえずは右岸から撮影
高さ10m、幅8mくらいと小さな滝だが、季節柄、勢いよく水がおちている。日が照っていたせいで、しぶきがきらきら輝いていた。右岸側からカメラを回す。
左岸に渡って撮影
今度は左岸からも撮影してみる。流れは来る途中よりも早く、足がとられそうになるが、なるべく浅いところを選んで慎重に渡る。風向きの関係で、しぶきがとんでこない。
落ち口にも上ってみた
さらに滝の上まで簡単に登れそうだったのでいってみる。登ってみると、林道からここまで、川を渡ることなくたどり着けるなと思うが、夏場はつらいだろうと思い直す。
上からも撮影したあと、右岸側からおりて、来た道を戻る。11:30駐車スペースにたどりつく。
過去記事はすべて2005年5月21日(土)のもの
糸毛の滝 動画
参考になるサイト
北海道応援サイト!がんばれ北海道!!珊瑠望郷之碑
サンルや下川の語源など
北海道、何でも秘境探検記。(秘滝、秘湯、遺構、秘境駅他) 糸毛の滝(下川町)~マイナスイオンを味わう
北海道なんでも秘境探検記のサイトから
最後に
遡行と言うのがはばかられるほどの川の中の歩きでした。川は増水するこの時期で深いところでも膝まで浸かることはなく、初めての遡行もなんとかクリアできました。
今回歩いた川、ポンモサンル川 「ぽん もさんる」と区切って読むようです。アイヌ語で「ポン」は小さい、「モ」は静かな、「サンル」は海辺へ下る道という意味だそうです。
あと、モンベルのサワタビとサワーサンダルのコンビ、とても良かったです。2005年当時のものと現行のものはモデルチェンジされていますが、本格的なシューズを買うよりも安く手軽に買えるのでおすすめです。
訪問日2005年5月21日(土)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m