北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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赤岩の滝 (西興部村)

      2018/07/06

滝の下流数十メートルにわたって川床がレンガ色の岩で覆われているのでこの名前が付いたようです。日がさすと木々の緑と白い飛沫とのコントラストが不思議な光景を醸し出していました。

赤岩の滝(西興部村)

赤岩の滝(西興部村) 2004年10月7日撮影

2017年10月再訪の記録

赤岩の滝 概要

読み あかいわのたき
場所 西興部村奥興部
川名 興部川
落差 8m
7m
形状 直瀑+分岐瀑
地形図 奥興部
難易度 ★★★★☆

赤岩の滝までのアプローチ

ルート (R=国道 r=道道) 駐車場 徒歩 特記
R239→興部川本流林道(村道奥興部道路) あり 60分 行者の滝から歩き

ここから「行者の滝」「赤岩の滝」「黒岩の滝」三滝共通

国道から行者の滝駐車場までの行程

行者の滝 巨大看板

国道239号線林道分岐に立つ巨大な看板 2004年10月7日撮影

この日は名寄方面から国道239号線を西興部方面へ進みました。

天北峠からおよそ3km、奥興部に異様にでかい行者の滝看板があるので左折し興部川本流林道を道なりに走ります。およそ4.5kmで行者の滝駐車場に着きます。

西興部町方面から進む場合は「道の駅~にしおこっぺ花夢」から2.5kmのところに看板が見えるはずです。

林道走行は特に問題なさそうです

林道(村道)はダートですが幅が十分あってよく整備されているかと思います。走行に問題はなさそうです。

村道は行者の滝駐車場からさらに山の方にも延びています。「赤岩の滝」「黒岩の滝」へ行く道ですが車止めゲートがあり許可を取らないと車では入られないようです。

ここまで「行者の滝」「赤岩の滝」「黒岩の滝」と共通





ここから「赤岩の滝」「黒岩の滝」二滝共通

行者の滝から赤岩の滝遊歩道入口までの様子を過去記事から引用します

行者の滝駐車場の看板

行者の滝駐車場林道ゲートにある看板

林道は車も通行できるくらい幅も広く整備もされていますが、一般車は入ることができません。

行者の滝駐車場から赤岩の滝遊歩道入口までは4km、黒岩の滝遊歩道入口までは5.2km。これまでの滝見の中で一番歩いたかもしれません。

行者の滝駐車場から林道分岐まで

前半は興部川を左右に見ながらの歩きになります。

林道入り口には鎖がかかっていて、車は入ることができない。往復10km強を歩くことにする。

しばらくは興部川を見ながら、川伝いに道が続く。林道に入ってすぐの行者橋をはじめ、4つほど橋を渡る。川を右に見たり左に見たりと、歩いていてもそれほどあきない。

砂防ダムが5つほどあったと思うが、3つ目と4つ目の間に小さな滝(?)を見ることができた。

最後の砂防ダムを越えると、すぐ分岐になるが、看板の通り直進。赤岩の滝までちょうど半分くらい来たところか。ここから坂はやや急になり、川も見えなくなる。

後で見返すと半分よりも進んでいました。

林道分岐から赤岩の滝遊歩道入口まで

赤岩の滝遊歩道入口

赤岩の滝遊歩道入口

ここに来るまで、この林道はうっそうとした木に囲まれた、車一台通れるくらいの細い悪路を想像していたが、実際はすべて想像とは逆である。

車は余裕ですれ違うことができる(と、思われる)し、空は開けて非常に明るいし、歩いていてとても気持ちがよい。(天気が良いせいもあったが)

行者の滝駐車場を出発して55分後、赤岩の滝分岐に到着。林道からはずれて200m沢の方に下っていくと赤岩の滝があるようだ。

ここまで「赤岩の滝」「黒岩の滝」二滝共通



2004年に書いた赤岩の滝の記録からの抜粋です

赤岩の滝遊歩道の様子

ここの遊歩道にも、ウッドチップが敷かれている。

遊歩道に入ってすぐ、木がたくさん倒れているのが目に入る。台風の影響がいかに大きかったかを感じる。何本か遊歩道をさえぎるように倒れていたようだが、チェーンソーで切って進路を確保してある。

100mほどいくと急な下りになる。帰りはこれを登らなければならないのかと滅入るほど急だ。急坂を下りきったところが赤岩の滝である。

赤岩の滝の印象とこの日の様子など

名前の通り、滝壺から下流数十メートルに渡って、赤い岩におおわれている。非常に不思議な光景だ。

富良野の「赤岩の滝」を思い出すが、色の鮮やかさ、水の透明度ともに、こちらの方が上であることは間違いない。

大きな2つの流れがあり、向かって右側の流れは、途中でさらに二つに分かれるという変形の分岐瀑だ。

それほど大きな滝ではないが、水量は黒岩の滝とは比較にならないほど豊富である。滝壺も深くそれなりに大きい。滝壺にささるように倒木が落ちていた。

落ち口から見下ろすこともできます

遊歩道を下りると、川の右岸に出るが、川を簡単に渡って左岸に行けるので、いろいろアングルを変えて撮影する。

一通り撮影を終え、今度は急な上りとなる遊歩道を行く。

途中、滝の落ち口に出られる踏み分け道があったので行ってみる。落ち口のすぐ側まで行くことができる。ここでも少し撮影し12時5分帰路につく。来た道をひたすら歩き13時20分行者の滝に戻る。

このページの引用はすべて2004年10月7日(木)の記事から

赤岩の滝の動画をどうぞ

滝だけでなく林道や遊歩道の様子、そして滝の落ち口からの撮影もあります。


参考になるサイト

北海道西興部村 | 赤岩の滝
西興部村のウェブサイトから

gyoujyatop
オホーツク総合振興局のサイトから

最後に

林道や遊歩道を歩いてみると台風が残したつめあとがたくさんありました。

そんな中、動画の中にもありましたが遊歩道をふさぐように倒れた木をチェーンソーで処理するなど、ここに来る人のために素早く対応する西興部村の担当者に感謝します。

おかげさまで無事滝を見ることができました。ありがとうございます。

西興部村の三滝の訪問記録

行者の滝駐車場→黒岩の滝→赤岩の滝→行者の滝

07:30 行者の滝駐車場出発。
08:25 赤岩の滝遊歩道入口着
08:55 黒岩の滝到着
10:10 黒岩の滝出発
10:50 赤岩の滝到着
12:05 赤岩の滝出発
13:20 行者の滝駐車場着


さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

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