流星の滝と銀河の滝〜日本の滝百選の2滝を同時に見るため双瀑台に登ってみた (上川町・層雲峡)
大雪山のふもと層雲峡はアイヌ語の「ソウウンベツ=滝の多い川」が由来になっていて、この近辺には断崖を流れ落ちる滝がたくさんあるそうです。
今回は日本の滝百選に選ばれている二つの滝、「流星の滝」「銀河の滝」を同時に見るため双瀑台の展望台をめざすことにしました。
訪問日2018年10月2日(火)
流星の滝・銀河の滝概要
双瀑台を登った記録の前に、二つの滝の概要をまとめておきます。北海道内でも有数の名瀑なのにこれまでこのサイトには記録を残していませんでした・・・😥 。
流星の滝 概要
読み | りゅうせいのたき |
別名 | 雄滝 |
場所 | 上川町層雲峡 |
川名 | 雄滝の沢 |
落差 | 90m |
幅 | |
形状 | 直瀑 |
地形図 | 層雲峡 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
特記 | 日本の滝百選 |
銀河の滝 概要
読み | ぎんがのたき |
別名 | 雌滝 |
場所 | 上川町層雲峡 |
川名 | 雌滝の沢 |
落差 | 120m |
幅 | |
形状 | 分岐瀑 |
地形図 | 層雲峡 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
特記 | 日本の滝百選 |
流星の滝、銀河の滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R39 | あり | すぐ | 双瀑台へは山登り20分 |
国道39号線を上川町方面に進みます。層雲峡温泉街をぬけてまもなく、銀河トンネルの手前に駐車場への分岐道があります。大きな青看板があるので見落とすことはないでしょう。
双瀑台へのアプローチ
双瀑台に登る時はしっかりとした運動靴をおすすめします。管理人はトレッキングシューズで登りましたが正解でした。
遊歩道入り口は屋根の下
双瀑台遊歩道入り口は、滝と反対側の売店がある建物の中を通り抜けた所にあります。忘れがちですが、
思いのほか整備された階段を登っていく
しっかり整備された木製の階段を登っていきます。
これを整備、維持していくのは大変だと思います。
10mほど登って振り返ってみました。
道がだんだん荒れてきました。階段は付いていますが歩きづらいです。傾斜も相当急です。
どんどん道は悪くなるものと思いきや再び整備された階段。管理する方のご苦労がしのばれます。傾斜は相変わらずきついです。
中間地点にも展望台か?
スタートから10分ほどで木製の展望台のようなものが現れました。20分くらいかかるという話だったのにもう着いたの?
こんな感じで二つの滝が見えました。プチ双瀑台?流星の滝は上の方しか見えませんが・・・
ここからの展望でも結構満足できました。でも本当の双瀑台はさらに上の方にあるようです。相変わらずきつい傾斜をつづら折りに登っていきます。色づいた葉っぱがたくさん落ちていて風情があります。
まもなく傾斜が緩くなってきました。ゴールは近いのでしょうか?
着きました。出発から20分、案内どおりでした。
双瀑台からみた二つの滝には少しがっかり
滝までの距離が遠いので肉眼だと小さく見えます(想像はしていましたが・・・)。ベンチのあたりから見ると両滝とも木の葉に隠れる部分が多くて少しだけフラストレーションが・・・。
一息入れた後、それぞれの滝がよく見えるポイントを探して撮影しました。まずは流星の滝。これがこの日撮影した中で一番よくわかる画像かと思います。もちろんズームアップしています。
滝の下にそんなに前のものではないと思われる落石の跡が確認できました。
続いて銀河の滝。下の方は木の葉の影になりながらも流れの様子がわかる写真になっています。流星の滝よりも引いているので、手前の紅葉が大きく映りこんでいます。
木の葉に隠れた部分をカットして撮影したのが下の写真になります。これがこの日のベストショットになるでしょうか?
同時に二つの滝が一番よく見える写真が下の写真。どうやっても紅葉が滝の一部を隠してしまいます。ちょっと残念。😔 葉のない季節にもう一度来ますか。
最後に
下の滝見スペースにはたくさんの人たちが入れ替わり立ち替わり訪れていました。さすが道内でも有数の観光スポットということで、写真撮影もなにかせかされているような感じで落ち着いて撮ることができませんでした。
双瀑台をめざす人はさすがにあまりいませんでした。ちょっとがっかりしたのもありますが、下からでは見ることができない両滝のすがたを目にすることができた点では、苦労して登ったかいがありました。
紅葉にはほんの少しだけ早かったように思いますが、ふたつの日本の滝百選とのコントラストは素晴しいの一言に尽きます。。
機会と時間があればぜひ足をのばしていただけたらと思います。管理人も今度は葉のない時期に来てみたいと思いました。
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m