紅葉の滝 (蘭越町)
赤い岩肌を白い飛沫をたてながら角度を変えて深緑色の滝つぼへおちる姿に時がたつのを忘れて見とれてしまいました。
紅葉の滝 概要
読み | もみじのたき |
場所 | 蘭越町新見 |
川名 | 新見の沢川 |
落差 | 10m |
幅 | 3m |
形状 | 段瀑+渓流瀑 |
地形図 | チセヌプリ |
難易度 | ★★★☆☆ |
紅葉の滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R5→r229→r268→遊歩道 | なし | 10分 |
この日は黒松内町方面から国道5号線を北上、札幌に帰る途中に寄りました。
蘭越町市街で国道5号線から道道229号北尻別蘭越停車場線に入ります。尻別川にかかる「豊国橋」を渡ってすぐ道道268号岩内蘭越線に入りひたすら新見温泉を目指します。
新見温泉に2件(?)ある宿を起点にさらに700mほど新見峠方向へ進むと左手に「紅葉の滝」看板が見えます。車は路肩に駐めることになります。2台くらいなら大丈夫と思われますが、邪魔にならないよう十分に寄せる必要があります。
紅葉の滝 遊歩道の様子などを2006年の記録から
最初の橋が一部崩れていたけど問題なし
看板横の遊歩道を下りていく。やや急な坂道だが、しっかり手が入れられた、いわゆる遊歩道といった雰囲気だ。と、思ったら最初の橋がくずれかけていた。でも、通行には全く問題ないであろう。
小滝を見つけるが・・・
下り始めて5分もたたない内に、右手の沢から滝状の流れが見えてくる。これが「紅葉の滝」か?
しかし、入り口看板には「滝まで10分」と書かれていたし、いくら歩くのが速い自分でも、所定の半分以下の時間では無理だろう。それは結果的には正解であるが、この時は半信半疑でさらに坂を下っていく。
新見の沢の水はひたすらきれいだった
ちょっと崩れかけた木の橋、かすかにぬれる赤い岩壁などを見ながら、遊歩道を進む。
先の小滝から3分ほどで、新見の沢と思われる川にでる。ここの水はひたすらきれいだ。こんなに澄んだ川の流れを見たのはいつ以来であろう?。考えたら、2006年の滝見では一番かもしれない。
新見の沢川沿いに延びる遊歩道を少しひやひやしながら歩くとまもなく紅葉の滝
遊歩道は、この川の上流に向かってのびているが、ここからちょっと趣が変わる。
赤肌の岩につけられた、幅が1mもない細い道。足元はやや急な川の流れ。ま、危険というよりは、ちょっと素人の冒険心をかき立てられる、といったところであろうか?注意しながら進めば、まず問題なくだれでもクリアできるはずだ。
ただし、大雨の降ったあとは要注意、というか、増水もしているであろうから近づかない方がよいかもしれない。
この場所はもともと道がなく、滝見用に岩壁を削って道をつけたのではないかと、あとで思ったりもしたのだが・・・ 😕 。
紅葉の滝は色鮮やか
ここを通過すると間もなく、「紅葉の滝」が見えてくる。
大きく2段になっているようだ。上はあまり傾斜のない渓流。角度を変える下段は、末広がりぎみにかなり急な傾斜を流れている。
思っていたよりも大きく、赤い岩肌と深緑色の滝壺とのコントラスト、落ちる姿が妙にマッチして、見ていてあきない滝だ。
過去記事はすべて2006年8月31日(木)の記録
最後に
滝を含めた周りの景色にただただ見とれてしまいました。今度はぜひ名前の通り紅葉の時期に来てみたいですね。
ところで滝の下流側に小さな横穴を見つけました。何かを祀っているように見えますが、穴の中にあるものはなんでしょう・・・ 😕 。
訪問日2006年08月31日(木)
2016年3月に休業した蘭越町新見の「新見温泉」が2017年1月7日に営業を再開したそうです。
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m