北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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ネッソー (千歳市)

   

ネッソーとは「寄り木の滝」。支笏湖からの流木が千歳川最初の滝の下に引っかかっていたのでしょうか?

ネッソー全景

ネッソー全景

普段は水量が乏しくほとんど枯れ滝のようです。この日も写真のとおりわずかな水がしょぼしょぼと落ちる程度でした。

ネッソー 概要

読み ねっそー
別名 ネッソウ ネッソウの滝
場所 千歳市
川名 千歳川
落差 10m
1m
形状 直瀑
地形図 支笏湖温泉
難易度 ★★☆☆☆

ネッソーまでのアプローチ

ルート (R=国道 r=道道) 駐車場 徒歩 特記
(R36→r16→)
R453 翠明橋
なし 15分

この日のルートです。

国道36号線千歳市街から道道16号支笏湖公園線へ入り支笏湖をめざします。

国道453号線との交差点は支笏湖温泉方面と苫小牧方面への分岐。支笏湖温泉方面へ進みます。この交差点から3kmほど走ると「翠明橋」という千歳川にかかる橋があり「ネッソー」はこの橋の下流側すぐのところにあります。

この日はまだ緑の葉っぱが全くない時期だったので橋の上から落ち口を確認できました。緑の季節では見ることができないかもしれません。

(翠明橋付近に駐車する場所はありません。今回は橋の100mほど手前のやや広くなったスペースに車を駐めました。)

翠明橋

翠明橋を千歳側から撮影

翠明橋の上から千歳川をのぞく

翠明橋の上から千歳川をのぞく

2006年に書いたネッソーの記録から抜粋

早春のこの季節に橋から千歳川に下りるのはそれほど難しくなかったようです。ただ、緑の季節ではどうなんでしょう?

橋の上からでは、滝を見たとは言い難く、川の方へ下りてみることにする。橋の下、つまり滝の落ち口までは、橋のどちらからでも簡単に降りられる。この日は、日当たりの関係なのであろう、右岸側は結構雪が残っていたが、こちらから下りることにする。

ネッソーの落口に立つ

落ち口に立つと、想像ししていたよりは高い。下まで10mくらいはあるか?しかし、水の流れはなさけないほど少ない。

上流に、王子製紙の取水堰堤があって、ほとんどの水は、そこから地下の導水路を経由して、下流の水明郷へ流れているそうだ。豪快な流れは、よほどのことがない限り見ることはできないのだろう?

翠明橋の向こうは取水堤防

ネッソーの落ち口から上流を見る
翠明橋の向こうは取水堤防

ネッソーの落ち口から千歳川下流を見る

ネッソーの落ち口から千歳川下流を見る
深い渓谷には大量の残雪が

ネッソーの落口

ネッソーの落口

俯瞰のネッソー

俯瞰のネッソー

ネッソーを下から見る

滝を下からながめるため、やはり右岸側を下りることにする。ここからは、大きな岩がゴロゴロころがっているようで、ただでさえ歩きづらそうだが、残雪がハンパでなく、岩のほとんどが雪の中に隠れているようだ。

踏み抜きに注意してゆっくりと滝に近づく。といっても、ものの5分もしない内に、滝の全貌が見えるところまでおりられた。

ここで、滝の下の方に虹ができているのを見つけた。大きな飛沫をあげているわけでもないのだが、太陽の位置がちょうどよかったのだろう。滝にできる虹は、大小問わず、いつ見てもいいものだ。

ネッソーに虹

ネッソーに虹ができていた

全景をおさめることはできたが、やや俯瞰気味なのと、もう少し近づけそうだったので、もう一段おりてみる。近すぎて全景は無理だったが、普通は飛沫がかかって、NGになることの多いアングルから撮影することができた。

ネッソーに滝壺はない

ネッソーに滝壺はない

思いっきりあおってみた

思いっきりあおってみた

過去記事はすべて2006年4月15日(土)の記録

ネッソー 動画

coming soon


参考になるサイト

ネッソウの滝
千歳川にかかる4つの滝について

最後に

最後も2006年の記録から抜粋します。

小さな滝で、見応えはそれほどなかったが、今年(注:2006年)最初の滝見。山の中はまだ雪に埋もれている季節に、とりあえず見られたので、まあまあ満足できるものとなった。

もっと下に下りて、川の下流側から正面から見ようと思ったが、残雪がかなり難儀に見えたので、今回はやめておいた。

振り返ってみると、この時期にきて正解だったかもしれません。緑の季節では翠明橋を下りるだけでも大変かもしれません。いつか確認だけはしてみたいです。

訪問日
2006年4月15日(土)



さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

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