吉岡不動滝 (福島町)
災害から村を守る不動明王が宿るといわれたことから名付けられたのでしょう(おそらく)。吉岡は地名または川の名前からきていると思われます。
吉岡不動滝 概要
読み | よしおかふどうたき |
場所 | 福島町吉岡 |
川名 | 吉岡川 |
落差 | 7m |
幅 | 3m |
形状 | 段瀑 |
地形図 | 渡島福島 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
吉岡不動滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R228→r636 |
国道228号線を福島市街から松前町方面へ進みます。
吉岡市街で吉岡温泉に向かう道道636号渡島吉岡停車場線に右折。道なりに1.6kmほど走ると砕石工場の正門に突き当たります。
ちなみに道道636号線は国道分岐から1kmのところまで。あまりに短いせいか道道を示す標識はありません。
滝へ通じる道は正門の手前で右手にのびています。分岐に「大滝不動明王」の石碑が見えます。
右折して400mほど走ると二股になるので下る方向へ。ここにも石碑が立っています。二股から150mほどで広い駐車スペース。車を駐めさせてもらいました。
吉岡不動滝 2006年の記録から
すぐ向こうには、33体の観音像が横一列に並んでいる。
その姿を見るだけで何か神聖なものを感じるというか、この先に勝手に足を踏み入れてよいものだろうか?と、たじろいでしまう。
観音像の前を通り過ぎると、右手に社務所(?)、正面に狛犬と鳥居、その奥に本殿(?)。社務所にも本殿にも、人はいないようだ。
この辺は、松前藩政時代、松前街道の一つとして利用されていたそうだ。33体の観音像は、旅人の安全を願って配置されたことに由来しているらしい(案内看板による)。
鳥居の前で手を合わせ(意味不明)、本殿の右脇を通り抜ける。
途中、写真8のような滝状の流れを見つける。
100mも進まないうちに突き当たり、その奥に滝を確認できる。2段になっているようだが、ここからでは、上段の大部分が岩の陰になって、滝の全貌がよく見えない。
足元には10段程の階段がつけられて、川に下りることができる。
下りただけでは、よけい上段が見えなくなってしまうので、水のないところを選んで、対岸の方へ渡ってみる。すべりやすい所があるので、注意を要する。
やはり上段の下3分の1くらいは岩陰になるが、落ち口ははっきり見える。おそらく写真のポイントが一番よく見える場所ではないかと思う。
過去記事はすべて2006年6月4日(日)の記録
参考にしたサイト
福島町史のウェブページ、第五編郷土の伝説の第十一話に「大滝のお不動様」の話が掲載されています。
最後に
お不動様が祀られているのに鳥居をくぐりました。神仏分離令が出される明治維新よりも前からあるということで、そこからも歴史を感じることができました。
滝に向かう前、33体の観音像の手前に吉岡川を渡る鉄製の橋があったのでそちらの方へ進んでみました。特に何があるわけでもありませんが、この日の行動記録として過去記事から抜粋しておきます。
周りを見渡してみると、ふと鉄製の橋が目に入る。
その向こうは背の低い草におおわれながらも、なんとなく道がついているように思われたので、まずそちらから見てみようと思う。
100mほど、やや急な上りを歩いていくと、小高くなった突き当たりに、囲いと、ブルーシートに覆われたベンチらしきものが見える。
ここで休憩しつつ、滝を観賞するんだ、と思って下を覗いてみる。が、水の音ははっきりきこえるものの、滝の姿は木の葉に隠れて全くといっていい程見えない。
これでは、欲求不満もいいところ。やはり、下から滝の姿を見てみようと思い引き返す。
最後の最後に
この日は川におりて上の写真を撮りましたが、今は下りることができなくなったという情報を見たような・・・?
ほんとうなら冒頭の写真はもう撮影できないということになりますが・・・・。
訪問日2006年06月04日(日)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m