女神の滝 (美深町)
2018/07/13
「この滝には女神が住んでいる」という伝説があるそうです(詳細不明)。滝の名前は伝説由来なのでしょうか? 雨霧の滝の上流200〜300mのところにあります。
小ぶりできれいな滝ですがそれ以上に上流の地形は一見の価値ありです。
女神の滝 概要
読み | めがみのたき |
場所 | 美深町字仁宇布 |
川名 | 二十五線川 |
落差 | 5m |
幅 | |
形状 | 渓流爆+ |
地形図 | 仁宇布 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
特記 | 仁宇布の冷水・十六滝の一つ |
女神の滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R40→r49→普通林道松山線→113林班林道 | あり | 10分 |
2004年10月6日は、雄武町の「神門の滝」「昇竜の滝」を見たあとの訪問だったので
道道60号→道道49号→林道
となりました。
ここから「雨霧の滝」と共通
普通林道松山線までの行程
道道60号下川雄武線を北上、幌内越峠を越えて3〜4kmの三叉路を左折し道道49号線美深雄武線に入ります。美深峠と仁宇布の中間くらいに普通林道松山線があります。
「仁宇布の冷水」へ向かう林道といったほうがわかりやすいかもしれません。林道といってもしっかり舗装されています。
美深市街からだと道道49号線で25kmほど、高広の滝を見る高広パーキングからは7kmほどの距離になります。
仁宇布市街で右折になります。(真っ直ぐ行くと道道120号線になるので注意が必要)
普通林道松山線から113林班林道をへて雨霧の滝駐車場へ
最初の二股分岐は舗装道路をみちなりに進みます。
2つ目の二股分岐も右へ、ここからダートです。左の舗装路を行くと松山湿原に通じていますが目的の「雨霧の滝」「女神の滝」へ行くにはおもいっきり遠回りになります。
ダートを進むとまた二股分岐でこれも右に進みます。要所ごとに看板があるのでまようことはないはずです。ダート道はしっかり整備されて走りにくいことはありませんでした。
この道の突き当たりが「雨霧の滝」の駐車場スペースになります。
(113林班林道はダート道のことをいうのでしょうか?)
ここまで「雨霧の滝」と共通
雨霧の滝から女神の滝へ
「雨霧の滝」のよこから「女神の滝」へ通じる遊歩道が延びています。入り口には滝まで300mの小さな看板があります。
ゆるい坂をのぼっていくとまもなく雨霧の滝を見下ろすことができます。
この遊歩道、全体的な印象としては登山道と呼んだ方がいいかもしれません。でこぼこしていて、雨の後はぬかるんではないかと思います。
ただ、傾斜はそれほどきつくはないので、しっかりした靴を履けばそれほど難しくはないでしょう。
歩き始めて5分ほどで女神の滝が見えてきます。
上のGoogle Mapsでは滝マークを一つしかうっていません。国土地理院の地形図にも滝マークは一つしかありません。
2004年に書いた女神の滝の記録から抜粋しました
すべて2004年10月6日(水)の過去記事からです。
女神の滝の印象はあっさり書いていました
高さ、幅とも10mはないであろう小さな滝だが、勢いよく水が流れ落ちる。滝壺は滝の大きさから見るとそれなりに深く大きい。
女神の滝の上流に進んでみました
遊歩道は滝の上の方まで延びています。
下からの撮影の後、さらに遊歩道を上に進んでみる。すぐ今見た流れをほぼ真上から見ることができる。
その上流は、狭く溝のようになった所をものすごい勢いで水が流れている。この流れは目の前ですぐ見ることができる。
ただし、そこは岩場になっていて、傾斜が流れの方に傾いている。乾いている場所は気をつければ大丈夫だが、苔が生えていたり、濡れているところは、すべりやすく危険である。
管理人は、ここから撮影しているとき、うっかり苔を踏み、足をすべらせ、危うく急流に落ちてしまうところだった。雨の降っているときは要注意である。
雪解けの時期には、撮影のため立っていたところも水が流れるのかもしれない。
階段状の地形に感激、大満足の滝見でした
この急流からさらに上は、広く階段状になった傾斜をすべるように水が流れる。どうしたらこの階段状の地形ができるのか?自然の力というのは偉大というか不思議だ。
(中略)
この滝は、来る前はあまり期待していなかったのだが、周りの雰囲気を含めて、満足できる滝となった。
ただし、滝の周りの紅葉はあまり見応えがなかった。逆に雪解けの時期に来てみたい。雨霧の滝同様、撮影するなら早朝がいいかもしれない。
雨霧の滝同様、撮影の際は逆光に悩まされました。特に滝の上流を撮影する時に。
女神の滝 動画
女神の滝上流の柱状節理の地形は本当に不思議です。
参考になるサイト
林道探索blog版 普通林道 松山線・113林班林道で雨霧の滝へ
林道の様子がとてもわかりやすいページです
北海道地質百選 0024: 「美深町仁宇布 女神の滝」
女神の滝上流の柱状節理の地形について書かれています
最後に
概要のところで落差は5mとしていましたが素朴な疑問があります。過去記事でもふれていたんですが・・・、
この滝は上の傾斜の流れを含めて「女神の滝」というのだろうか?そうだとすれば、渓流瀑というより段瀑になるのか?
上の流れを含めると落差は30m以上(?)の渓流爆になるんですがどうなんでしょう?個人的にはそう思いたいのですが・・・。
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m