上大滝 (森町) アイヌがポロソーと呼んだ鳥崎八景の最後をかざる大滝
アイヌの人たちが「ポロソー(大きな滝)」と呼んだ豪快な滝です。落差はそれほどでもないですが季節柄飛沫を立てて豪快に落ちる様に神々しさを感じました。
上大滝 概要
読み | かみおおたき |
別名 | ポロソー(とアイヌは呼んでいた) |
場所 | 森町霞台 |
川名 | 鳥崎川 |
落差 | 10m |
幅 | 5m |
形状 | 段瀑 |
地形図 | 狗神岳(ぐしんだけ) 姫川 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
特記 | 鳥崎八景の8 |
上大滝までのアプローチ
鳥崎渓谷、二見ヶ滝の奥にあります。
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R5→r606 | なし | 15分 |
二見ヶ滝までの復習
国道5号線を八雲町(旧八雲町)から森町方面へ進みます。
森町市街へ入る直前、道の駅「YOU・遊・もり」の1kmほど手前から道道606号霞台森停車場線に右折します。国道沿いの看板が目印になります。迷うことはないでしょう。
道道を4kmちょっと進むと「二見ヶ滝」看板が見えます。
上大滝看板までの行程
二見ヶ滝看板から6kmちょっとのところ、道道右手に上大滝の看板があります。
鳥崎八景の4「獅子狭間」5の「虹懸厳」は看板はあるもののどこがその名称なのかこの時はわかりませんでしたが、6の「駒ヶ岳ダム」7の「新鳥崎大橋」は景色を堪能できます。
新鳥崎大橋看板には2km先に上大滝があると書かれています。ここから1,3km走ると道道606号はダートになり、ダートを700m走ると右手に「上大滝」入り口の看板が見えます。
看板付近は広めの待避場(展開スペース?)になっていて、車1台なら問題なく駐めることができました。ここに先客がいた場合は200mほど先のスペースに駐めるといいでしょう。
上大滝は遊歩道を距離にして300mほど下り鳥崎川の川原に出ると上流の方に見えます。
2006年に書いた上大滝の記録から抜粋
遊歩道入り口から鳥崎川まで
丸太で作られた階段を下りて行く。島崎八景の最後をかざるだけあって(?)、遊歩道も河原までしっかり整備されている。
一カ所、倒木が進路をさえぎるところがあったが全く問題なかった。
鳥崎川の上流に上大滝が遠目に見えた
距離にして300mくらいであろうか?河原に下りきると、100mほど上流に、上大滝の姿が見える。
遊歩道を下りているときから聞こえていたのだが、滝が見える場所に出ると、遠くにいてもものすごい音である。
高さはそれほどでもないが、水量が半端でない。中段と滝壺の水しぶきが、遠目からでもはっきりわかる。
上大滝にできるだけ近づいて撮影した
ごろごろ転がる岩づたいに、滝に近づいてみる。
この高さにしては、異常に大きな滝壺。光の加減でわかりづらいが、深さも相当なものと思われる。この水量が雪解け時期だけのものではないと想像できる。(2009年11月訂正) この激しい水の流れは融雪時期独特のものである。豪快に流れ落ちる様を、ただ眺めるだけでもあきることがない。
撮影には不適な逆光だったのが、見た目は幻想的な雰囲気を醸しだしていた。
林道に戻った後、林道の先に進んでみた。木の葉にさえぎられているものの、滝の上流部を確認することができた。
ここまでは2006年6月3日(土)の記録から
上大滝 動画
Coming soon
最後に
滝マニアとしてはもちろんですがそうでない人にとっても上大滝が鳥崎八景のメインといっていいでしょう。
上大滝には2年後の6月15日に再訪しました。2週間しか違わないのに水量がずいぶん違っていたのが印象に残っています。2008年に撮影した上大滝の画像も掲載しておきます。
豪快な滝もいいですが、個人的には2008年版の方が滝らしく見えます。鳥崎渓谷は紅葉の名所といわれているそうで10月下旬が見頃とか。一度見てみたいですね。
◆紅葉速報@鳥崎八景◆ | 北海道森町
こちらで紅葉時期の画像を見ることができます
訪問日2006年06月03日(土)再訪 2008年06月15日(日)(
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m