古部大滝/古部の大滝(函館市旧南茅部町)
2016/11/20
滝の沢トンネルの上を流れる滝の沢の水が直接海に注ぐ(?)豪快な滝です。車で走行中には見ることはできません。
「直接海に注ぐ(?)」とクエスチョンマークが付くのは目視できないからなんです。
古部大滝 概要
読み | ふるべおおたき |
別名 | 古部の大滝 |
場所 | 函館市古部 |
川名 | 滝の沢 |
落差 | 50m |
幅 | ? |
形状 | 直瀑 |
地形図 | 尾札部東 |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
特記 | あれば |
古部大滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R278 | なし | 1分〜10分 |
国道278号線を鹿部町から旧椴法華村方面へ。
滝の沢トンネルと銚子トンネルは覆道でつながっているんですが、その覆道から銚子トンネルに入る直前、左手に車一台なら何とか駐められるスペースがあります。
車を下り海側に出て滝の沢トンネルの方向を見ると遠目ではあるが「古部大滝」を見ることができます。
なお駐車スペースは覆道内、というかトンネルの直前なので駐車の際にも細心の注意が必要です。ちなみにこの日は土曜日でしたが交通量はそれほどでもなかったです。
2006年に書いた古部大滝の記録から抜粋
陸からの遠望では古部大滝の全貌を見ることはできません
特に下の部分はテトラポットの影になり落ちている場所が海なのか海岸なのかわかりません。
全景が見られないのは、ロケーション的にしょうがないが、下の部分がテトラポットに隠れて見えないのが気になった。
海岸に山のように積まれたテトラポットにのり、できるだけ全景が見えるところを探すが、これは無駄な努力に終わる。
覆道の上を歩き古部大滝に近づいてみました
滝の沢トンネルと銚子トンネルを結ぶ覆道の上を自己責任のもと歩きました。
なんとかして、滝の下の部分を見ることができないだろうか?かといって、テトラポッドの上をつたって滝下に行くのはかなり難儀に思える。
周囲を見渡してみると、ふと覆道の上に出る道を発見。これを進んでいけば、それなりに滝に近づくことができそうだ。
ただし、作業用につけられた道なのであろう、立ち入り禁止になっている。作業は全く行われていなかったので、自己責任を印籠として、これを進んでみることにする。
覆道の上に出ると、すぐに滝状の流れが目に入った。周りはコンクリートの壁だらけだったが、このトンネルができる前には立派な滝であったに違いない。
この滝を「銚子トンネル覆道上の滝」と勝手に名付け、別頁に写真を掲載しておく。
覆道の上は、いつ崩落してもおかしくない断崖絶壁、これを見ると、立ち入り禁止は作業のためではなく、純粋に危険な場所であるためだと思わざるをえない。自然と早足になっている自分がわかる。途中枯れた滝?も見られた。
できるだけ近づいて撮った画像が写真5(注:下の写真)。かろうじて滝下が確認できた。でもここからだと豪快さが失せるようにも感じた。
過去記事はすべて2006年6月3日(土)の記録
古部大滝 動画
Coming Soon
最後に
覆道の上に上るのは難しくはありません。写真2を撮影した場所から回れ右すると地形図にも記載がある細い道があります。
まっすぐ進むと獅子鼻岬のほうにいくと思われますが、歩いてすぐ右側に分岐があって立ち入り禁止の表示がありました。
道そのものは作業車が通行できるレベルです。が、いかんせん切り立った断崖絶壁。この下を通るのは肝を冷やしました(その割に覆道上の滝を撮影したりしてますが・・・)。
覆道上を行けるところまで行くとコンクリート壁に埋め込まれた鉄はしごを使って海岸に下りることができそうでした(やる気になればできると思います)。
下りてしまえば滝下まで行くのも可能かと思われましたが、今回はそこまではせず覆道上からの撮影にとどめました。
この記事は2006年当時の記録を書いているものであり現状どうなっているかは不明です。状況が変わっていることも考えられます。
この記事を読んでこの滝を見に行く際は何があってもすべて自己責任でということを改めてお願いしてこの記事を終わります。
訪問日2006年06月03日(土)
滝の沢トンネルと古部トンネルの間に古部の滝?
この記事を書いている時「古部の滝」という別滝の情報を見ました。
古部トンネルと滝の沢トンネルの間古部市街で、国道から一本脇山側に入った道から見ることができるようです。(上の地理院地図参照)
機会があれば確認してみたいです。
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m