北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

*

オオシュブンナイの滝 (今金町)

   

「シュブン」はアイヌ語で「ウグイ」(川魚の一種)。春になるとウグイが群れをなして上ったことからつけられたといわれています。

オオシュブンナイの滝(今金町)

オオシュブンナイの滝(今金町) 2006年6月24日撮影

通行止めの情報に注意!!

今金町のホームページに「オオシュブンナイの滝への通行について」について書かれていました(2016年12月3日現在)。滝を見に行かれる方は通行の可否を確認してからの方がよいかもしれません。

オオシュブンナイの滝 概要

読み おおしゅぶんないのたき
場所 今金町中里
川名 後志利別川支流ホンシブンナイ川
落差 18m
10m
形状 段瀑
地形図 ルコツ岳
難易度 ★★☆☆☆
特記 町道通行の可否に注意

オオシュブンナイの滝までのアプローチ

ルート (R=国道 r=道道) 駐車場 徒歩 特記
R230→町道シブンナイ線 あり 1分

国道5号線から国道230号線へ

国道5号線を長万部から函館方面へ進みます。

国縫で国道230号線へ右折し今金町方面へ進みます。美利河(ぴりか)ダムを越えてほどなく花石(はないし)地区に入ると道路は二股になります。これは左へ。オオシュブンナイの滝案内など4つの案内看板が縦に並んでいるので見落とすことはないでしょう。

国道230号線二股

国道230号線二股を左へ進む

国道左股から町道シブンナイ線入り口まで

二股分岐から7km弱走ると進行方向左手に、オオシュブンナイの滝を通じる林道、町道シブンナイ線の入り口があります。滝の案内看板はありますが走行中は見づらいので注意が必要です。

シブンナイ線入り口の案内看板

林道シブンナイ線入り口看板は見づらかった

滝の看板のアップ

滝の看板のアップ


町道シブンナイ線のようすなど

以下、シブンナイ線のこの日の様子を旧サイトの記録から抜粋して紹介します。

冒頭でもいいましたが、よく通行止めになるようなので事前の確認はした方がいいでしょう。また、通行可能でも大雨の降った直後はやめたほうがいいでしょう。

町道シブンナイ線の通行には注意が必要

この林道、それほど走りにくい印象はなかったが、全体的に道が細めであることに加えて、途中からカーブが多くなり、見通しが悪くなること、また、崩落の可能性があるところが何カ所か目につき、道路状況にはけっこう注意が必要だ。

この日はたまたま、道路状況がそれほど悪くなかったということかもしれない。

崩落跡

崩落跡のようだが整備されていた

シブンナイ川に架かる橋

シブンナイ川にかかるこんな橋を渡ったりする

橋の上から見るシブンナイ川

橋の上から見るシブンナイ川
水が透き通ってきれい

林道の様子

細い林道はますます細くなる

崩落跡?

これも崩落跡か?

オオシュブンナイの滝が見えるところまで車で進む

シブンナイ線に入ってから、基本的には道なりに、ゆっくりと車を進めること6km強で、林道は二股になる。

右側、上りの方はこの日はゲートが閉まっていて行き止まり。左に下っていくと滝があるようだ。大きな滝の看板がある。

シブンナイ線二股

シブンナイ線6kmほどにある二股は左へ下る

二股の手前はやや広くなっているので、ここに車を止め、歩いて下りようかと思ったが、ダメ元でそのまま車で下りてみる。結構急な下りのカーブ、しかも、砂利道なのですべりやすい。

しかし、100mも進むと右手奥に滝が見え、その先は行き止まりだが、駐車、転回するのに十分なスペースがある。

下った先は行き止まり

下った先は行き止まりだが広いスペース

オオシュブンナイの滝 2006年の記録から

林道上から見ると、ちょっと遠目で、上の方が一部、木の葉で隠れてしまうが、それでも思っていたよりはるかに立派な滝だ。

もっと近づいて、かつ角度を変えて見られるよう、サワーサンダルに履き替えて滝の方へ進む。

高さは15mくらい、右半分が2段、左半分が3段になっているように見え、その複雑な水の流れが、何とも言えず優雅な感じだ。

滝壺は滝の大きさからするとかなり広く、また深く感じられる。周りが開けた感じで、落ち着ける場所だ。

当時落差を15mほどと書いてましたが、せたな情報局というサイト(今はないようです)では18mと紹介していました。

林道から見るオオシュブンナイの滝

林道から見るオオシュブンナイの滝

オオシュブンナイの滝全景

オオシュブンナイの滝全景

オオシュブンナイの滝上段

オオシュブンナイの滝上段

オオシュブンナイの滝下段

オオシュブンナイの滝下段

広くて深そうな滝つぼ

広くて深そうな滝つぼ

オオシュブンナイの滝を正面から

オオシュブンナイの滝を正面から

過去記事はすべて2006年6月24日(土)の記録

オオシュブンナイの滝 動画

動画


参考になるサイト

林道シブンナイ線通行状況など

観光案内 いまCh.(いまチャン)|北海道今金町 ひとが真ん中のWebマガジン
今金町の観光案内のページ

オオシュブンナイの滝 / 檜山を旅しよう | 檜山振興局産業振興部商工労働観光課
檜山振興局のウェブサイトから

シブンナイ線の様子など

「煩悩林道2010」vol.90町道「シブンナイ線」 – 北海道林道保存会 Forest Road Preservation Society of Hokkaido
北海道林道保存会のウェブサイトから

最後に

訪問した日は崩落跡(?)を見かけたもののすんなり滝のそばまで行くことができました。

この記事を書くに当たり旧サイト掲載の写真、特に「崩落跡か?」とキャプションの付いたものを見直したり、今金町のホームページでシブンナイ線通行止めの情報を見つけたりして、やっぱりこの日はラッキーが重なって見ることができたんだなあという思いを新たにしました。

2006年当時は林道(町道)崩落があってもすぐ整備することができたのでしょうが、ここ数年は整備もままならない事情があるように思えます。

林道入り口から7kmと結構な距離がありますが、シブンナイ線が車両通行止めだとしたら歩いてでももう一度見てみたいと思います。緑の前の時期、紅葉に時期も見たいですね・・😀

訪問日
2006年06月24日(土)



さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

 - 渡島半島の滝 , ,