苔の滑滝 (鹿追町)をさがしにウペペサンケ登山道菅野温泉東コースを散策した記録です
苔の滑滝はウペペサンケ登山道を登ってすぐ
たったこれだけの情報をもとに2005年8月17日(水)「苔の滑滝」と呼ばれる滝をめざしました。この日はやはりというか当然というか滝を見ることはできませんでした。
が、今回ダメ元で調べなおしてみると、断念したところまでの行程は正しかったことがわかったので未踏の滝ではありますが記事にすることにしました。
このブログでは管理人が目にした滝を紹介するのが基本ですが、この記事は数少ない例外の一つとなります。
苔の滑滝をめざした2005年の記録をほとんどそのまま掲載します
国道274号線から菅野温泉をめざします
- 国道274号線
- 道道85号糠平鹿追線
- 道道1088号然別峡線
国道274号線を日高町から日勝峠、清水町を通って鹿追町へ。
鹿追市街も越えて、瓜幕で道道85号糠平鹿追線には入る。さらに北瓜幕で85号線に別れを告げ、道道1088号然別峡線にはいる。途中「鹿追自然ランド」発電所の横を通り菅野温泉を目指す。
「鹿追自然ランド」の遊歩道には滝が2つないし3つあるとのことだが、今回は時間の関係で立ち寄ることはできなかった。菅野温泉の手前1kmほどの所に「岩戸の滝」(別掲)がある。
鹿追自然ランドは今はなく跡地は「エアトリップ百年の森」となっているとの情報を見つけました。
鹿追町の滝を巡る旅
鹿追町の滝の紹介ページです
十勝観光・鹿追町観光情報『鹿追町観光協会』 アウトドア | エアートリップ
菅野温泉の手前からウペペサンケ登山道入り口をめざします
登山道入り口の手前で車止め
菅野温泉に到着する直前、左折する道があるので下っていく。すぐにT字路となり「登山道」の案内看板があるので右へ進む。
ここからひたすら道なりに進むが、非常に劣悪な道である。途中からは、すれ違うことができない程道は狭くなり、車体を草でこすりながら進むこともある。
7~8kmほど走ると、ゲートに鎖がかかっていて、車では進むことができなくなっていた。ちなみに登山者のものであろう車が3台程止まっていたが、まだ数台止まれるスペースがあった。
「非常に劣悪な道」と書かれた林道は「ユーヤンベツ林道」といいます。林道の起点から6kmで登山道の入口になります。
ゲートから歩いて登山道入り口をめざします
車止めゲートから歩いて進む。すぐゲートの理由がわかった。けっこう大きな崩落跡を見つけた。
途中かなりやばい岩壁や、見栄えはよくないが、滝状の流れを見ながら1kmほど歩いたであろうか。車の駐車スペースと思われる場所に出る。本来なら車でここまで来られるのだろう。
道はこの先下りになり、踏み分け状態を50mほど進むと川に出た。シイシカリベツ川であろう。これを登っていくのだろうか?よくわからないまま、トレッキングシューズのまま進めそうだったので、行けるところまでいってみようと思う。
道に迷った記録
これはウペペサンケ登山道とは直接関係ないというか登山道がわからなくて道に迷った記録です。
ごつごつした岩場を30分程進んでみたが、どう考えてもこれじゃ登山道じゃない。そう思い直して戻ることにする。本来の駐車スペースであるだろう場所に戻り、一服しながら、このあとどうしようと考える。
本来の駐車スペース=登山道入り口
一服しながら、あたりを見渡していると、大ショック・・・ 😮 「登山道入口」の看板が目に入ってきた。来る方向からは見づらい位置にあったことで見落としていた。
そしてその先は、ちょっと見では道があるとは思えない程の藪。藪こぎはきらいだが、せっかくここまで来たのだから進んでみることにする。
枯れ沢を登りました滝の気配は全くありません
沢づたいに進むようだが、水の流れはない。藪は最初の内だけで、すぐ登山道らしくなる。が、傾斜もだんだん急になってきて、つらくなってきた。滝の気配は全くない。
「本当にこの道なのだろうか?」疑いの念がふくらんできて、断念することにした。
結局この登山道を進んでいれば苔の滑滝を見られた?
「苔の滑滝」の場所については概要ですら書かれたサイトはなかったと思います。今回この記事を書くにあたり調べなおすと下のページに手書きの地図が掲載されていました。まさしく2005年に途中まで上った登山道だと思われます。
ウペペサンケ山 (菅野温泉東コース)
苔の滑滝と思われる場所が示されています
地図には登山道入り口から苔の滑滝まで時間にして30分と書かれています。2005年にはおそらくですが半分までも進んでいなかったように思います。唯一の情報であった
「登山道を登り始めてすぐ・・・」
から30分という時間はこの当時はイメージできませんでした。苔の滑滝への行程を一言で言うなら
ウペペサンケ登山道菅野温泉東コースを30分ほど歩いたところ
となるでしょうか?
なお、ここまでの過去記事で「登山道」または「ウペペサンケ登山道」と書かれたところは「ウペペサンケ登山道菅野温泉東コース」と読み替えていただければいいと思います。
ここから下は「苔の滑滝」の情報としては必要ない部分ですが、苔の滑滝を散策した行動記録として残しておきたいと思います。
ウペペサンケ登山道菅野温泉コースは二つある
最初の散策から戻ったあとでウペペサンケ登山道は二つあることを知り余計にわからなくなってしまいました。
今回は足寄の滝を回るのがメインであり、ここは「下見」の意味合いが多分にあったため、あっさりと引き上げてしまった。しかし岩戸の滝を見に行くため、野営場の側を通ったとき、思っていなかった物をみてしまった・・・。
劣悪な林道をもどり、来たときとは違う野営場のほうを回ることにする。すると途中に、また登山道の看板がある。しかも、さっき行ったのとは別の道のようで、こちらが「西登山道」さっきのが「東登山道」ということらしい。
滝はこっちにあるのか?行ってみようと思うが、食料を調達するのを忘れていたため、一度町へ戻り、岩戸の滝に行ったあと、時間があればもう一度来ることにする。
ここで岩戸の滝の散策をしたあとまた戻ってきました。
西登山口散策の様子など
西登山口案内看板通り6kmほど進むと、駐車スペースがある。しばらく林道を歩いてみたものの、滝は見つからなかった。
結局、滝はどちらの登山道にあるのか、または全く違う道なのかもわからないまま、足寄の町へ移動することになった。
残念ではあるが、こちらの登山道は(歩いたところまでの印象だが)東登山道よりはるかに道らしく、また川を見ながらの歩きだった(ように思うが記憶が定かでない)ので、それほど落胆はしなかった。よい散策であったと思う。
(しかしかなり疲れていたせいで、この西登山道で写真を1枚も撮っていないことを、帰ってから知ってちょっと後悔している・・・ ;( )
過去記事はすべて2005年8月17日(火)の記録
最後に
この時の疑問は10年の時を経て解決しました。いや、苔の滑滝を実際に見てこそ本当に解決したと言えるでしょう。(いつ見ることができるかは不明ですが・・・・)
訪問日未踏2005年08月17日(火)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m