北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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赤岩の滝 (富良野市)

   

原始ヶ原散策滝めぐりコースの最深部に位置する滝です。歩くのに苦労した分、目にした時の感動は10年以上たった今でも鮮明に覚えています。

赤岩の滝(原始ヶ原)

赤岩の滝 2004年8月14日撮影

赤岩の滝 概要

読み あかいわのたき
場所
川名 布部川
落差 20m
15m
形状 直瀑
地形図 本幸
難易度 ★★★★★

蒼天の滝から赤岩の滝までのアプローチ

蒼天の滝を12:30頃出発してからの記録です。疲れたという割に克明な記録が残されていました。

出発してから少しの間はまだ元気でした

2回めの丸太橋

蒼天の滝からまもなく丸太橋で再び右岸に渡る

疲れていたものの出発から少しの間はビデオを廻すなどの余裕はまだあったようです。

少し進むとまた丸太橋があり、渡って右岸に戻る。しばらく藪こぎに近い状態が続く。マーキングはしっかりしている。

わき水のような滝や珍しい花、キノコなどスナップ代わりにビデオを回しながら、疲れたせいもあってゆっくり進む。

かなり暑い。銀河の滝近くの藪こぎで、びしょぬれになったズボンはいつの間にか乾いているが、汗でぬれた綿のTシャツは濡れたまま。しかも湯気が立ってきた。

こういうときに着るのものは化繊でないとだめだと実感する。

途中で先の家族連れを追い越す。

□2004年8月14日(土)の記事から

「綿」のTシャツを着ていたんですね。無知ってこわいです。

疲労とあせりで気持ちの余裕がなくなってきました

布部川

布部川、赤岩の滝までの間の一コマ

蒼天の滝までは、長くても20分くらい歩けば次の滝が見えたが、歩けど歩けど滝の気配が感じられない。本当に疲れてきた。

三脚が重い。ピンクのマーキングだけが、道に迷っていないことを示している。

三脚だけで3kg以上あったはず。それをかついでよく歩いたと我ながら感心しました。ピンクのマーキングにはほ本当に助けられました。

やっとの思いで赤岩の滝に到着

赤岩の滝勝竜の滝分岐

赤岩の滝と勝竜の滝の分岐にある滝看板

時計を見る余裕はなかったけど、川の様相が少し変わってきたことに気づきました。

蒼天の滝からどれくらい歩いたか、今となってははっきりわからないが、川岸の岩が赤っぽくなっているのに気づき、目指す赤岩の滝は近いと少し元気を取り戻す。

ほどなく小さな川を渡ったところに、赤岩の滝と勝竜の滝の分岐を見つける。ここから10分ほど歩いて赤岩の滝に到着。蒼天の滝からは一時間以上は歩いたような気がする。

□2004年8月14日(土)の記事から

登山道入り口を出発してから滝めぐりコースの最深部までおよそ5時間半かかったと思われます。ビデオ撮影の時間を差し引いても4時間位かかったことになるでしょうか?


赤岩の滝の動画です


赤岩の滝を見た当時の感想

文字通り赤い岩を落ちる滝。色合いだけを見れば、足寄の「白藤の滝」と似ている。

高さ20mほどの直瀑。その威容と最奥部という場所、来るまでの過程まで含めて、目にしたときは感激の一言。時間が立つのも疲れたのも忘れ、いろいろな角度から撮影を行う。

幸いこの辺は全体にそれほど深くはなく、場所を選べばトレッキングシューズでも濡れることなく左岸に渡れる。

おまけの話

赤岩の滝のページの最後にこんなことが書いてありました。

撮影を終えたのは14時30分くらいだったか?出発する準備をして振り返ると、一人の青年が立っていた。

音もなく、しかもいきなりだったので、管理人は思わず声を出して驚いてしまった。

向こうは何か話しかけようとしたのかもしれないが、こちらのあまりの驚きように呆れていたようだ。

本当にびっくりしたのだが、こういう場所で会ったら、挨拶をするのがマナーであり、それができなかったのは、青年に対してとても失礼だったと反省する次第。

あの時は本当にすいません。

□2004年8月14日(土)の記事から

原始ヶ原散策滝めぐりコースで見られる滝 一覧

登山道入り口までの行程は原始ヶ原滝めぐりコースの散策記録のページをご覧ください。


さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

 - 上川地方南の滝