比翼の滝 (名寄市)
融雪期のため豪快な水しぶきをあげ激しく落ちていました。ネットの画像で見る繊細なイメージとはまったく違う別の顔を見せてもらい有意義な滝見でした。
林道からウッドチップが敷かれた遊歩道を下って川っぷちに下りて見ることができます。落差にすると30mほどあるでしょうか?帰りの上りはかなりきついです。
比翼の滝 概要
読み | ひよくのたき |
場所 | 名寄市智東 |
川名 | 天塩川支流吉野川 |
落差 | 7m |
幅 | |
形状 | 直瀑or分岐瀑 |
地形図 | 知恵文 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
この日撮った写真で見ると直瀑に見えますがどちらかというと分岐瀑のように思えます。
比翼の滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R239→r939→智東三線林道 | なし | 5分 |
ここから「比翼の滝」「晨光の滝」「三ツ糸の滝」共通
名寄市街から智東三線林道まで
名寄市街でJR名寄駅前を通る道道939号日進名寄線に入り北上します。
名寄川にかかる大きな橋「日進橋」を渡りきると「ナイオロップの滝」へ向かう分岐がありますが右折せずまっすぐ進みます。道が細くなりあるすれ違いができない区間もあります。
道路幅が戻ってまもなくJR智東駅という駅舎跡(?)、これを越えてすぐ踏切、踏切を越えると吉野橋という橋を渡ります。橋を渡ってすぐ右折し智東三線林道に入ります。目印は「住友ゴム工業株式会社名寄タイヤテストコース」と書かれた大きい看板。ここには滝の案内看板はありません。
滝の案内看板までは走りにくいことはありません
智東三線にはいるとすぐに橋を渡りさらに400m程進むとダートになります。右折してから3kmほど走ると「比翼の滝まで2.2km 晨光の滝まで3.3km」の看板。林道分岐がありますが道なりに右カーブします。
ここまではどちらかというと整備された林道のように思います。とはいってもところどころ大きな砂利があったりしますが・・・。川を右手に見たり左手に見たりしながら進みます。
滝の案内看板を越えると悪路で川との落差が大きくなります
滝の案内看板を越えるとそれまでに比べて道が悪くなりました。また、林道は高度を上げ吉野川をかなり下に見ながら走ることになります。すべりやすい感じで運転は自然と慎重になってきます。
道道から智東三線林道に右折して5.3km走ると「比翼の滝」看板、6.3kmで「晨光の滝」看板がいずれも道路右手に見えます。どちらも看板付近では、数台なら通行に支障をきたすことなく車を駐められますし転回もスムースにできるでしょう。
ここまで「比翼の滝」「晨光の滝」「三ツ糸の滝」共通
2005年に書いた比翼の滝の記録から抜粋
林道から遊歩道を20mほど下ります
滝の看板の近くに車を止める。ここからでは滝を見ることはほとんどできない。ウッドチップの敷かれた遊歩道を下りていく。下までは高さにして30mくらいはありそうだ。
比翼の滝を間近で見るために
川っぷちまで下りると、比翼の滝が遠くに見える。ここから見るのもよいが、せっかくなのでもう少し近づいてみる。
滝に近づくと、断崖絶壁がせまってくるようでこわい。実際、そこから崩れてきたのであろう、でかい岩が川の中にたくさんころがっている。また近づくための陸路にも、でかい岩の他、木もたくさんころがっていてかなり難儀である。
融雪期の比翼の滝は豪快な水しぶき
水量は普段よりはるかに多いであろう。ネットの写真で見る優雅さはかけらも見られない。遠くからでも水しぶきがゴーゴーと音を立てて飛び散っているのがわかる。
過去記事はすべて2005年5月22日(日)の記録
比翼の滝 動画
参考になるサイト
北海道名寄市| 比翼の滝・晨光の滝・ナイオロップの滝
名寄市のウェブサイトから
比翼の滝、晨光の滝(北部森林室管理課)
上川総合振興局のウェブサイトから
最後に
実は昨年(2004年)の道北滝見ツアーの際、吉野川にかかる二滝「比翼の滝」「晨光の滝」を見に来たのですが智東三線林道が工事中で滝まで行くことができませんでした。今回はそのリベンジです。
智東三線林道や吉野川へ下りる遊歩道はけっこうな頻度で工事が行われるようです。「比翼の滝」「晨光の滝」への訪問の際は事前にこちらなどで確認されたほうが良いかもしれません。
訪問日未踏2004年10月06日(水)2005年05月22日(日)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m