昭和45年に滝の近くで六射サンゴの化石がみつかってから「サンゴの滝」と呼ばれるようになりました。言われるまでわかりませんでしたが人工の滝だそうです。
サンゴの滝 概要
読み | さんごのたき |
場所 | 日高町字富岡 |
川名 | 三号の沢川(旧名ユーケシオマナイ川) |
落差 | 15m |
幅 | |
形状 | 渓流爆+段瀑 |
地形図 | 日高 |
難易度 | ★★★☆☆ |
サンゴの滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R274→R847→町道 | あり | 50分 |
なみだの滝までの行程
ここから「なみだの滝」と共通
(札幌方面からは)
国道274号石勝樹海ロードを進み道の駅~樹海ロード日高を目指します。国道沿いにあるのですぐわかります。
道の駅を越えた交差点(左折で国道274号で帯広方面)を直進し道道847号三岩日高線に入ります。沙流川にかかる右左府橋をわたってすぐ左折し「国立日高青少年自然の家」方面へ。
車は国立日高青少年自然の家奥の駐車場に駐めます。サンゴ渓谷遊歩道を800m、時間にして10分ほどで進行方向右手の岩肌に静かに落ちる流れを見ることができます。
ここまで「なみだの滝」と共通
なみだの滝からサンゴの滝まで
遊歩道をひたすら道なりに歩きます。なみだの滝からは距離にして2km弱、30分ほどです。駐車場からは2.7km、およそ45分の行程になります。
遊歩道は駐車場からダート道ですがよく整備されていて歩きに支障はありません。普通の運動靴で大丈夫でしょう。
訪れた時にサンゴの滝まで「あと2km」と「あと1km」の看板がありました。今もあるのでしょうか?
2004年に書いたサンゴの滝の記録から抜粋
といきたいところですが、サンゴの滝と手前のなみだの滝については記述がありませんでした。スミマセン。
クマ対策は必要ないかもしれませんが気になる人は国立日高青少年自然の家で借りるとよいでしょう(こちらを参照願います)。また、夏場は虫対策が必要かもしれません。
サンゴの滝は人工の滝について
サンゴの滝がかかる三号の沢川上流には戦前、八田鉱山というクロム鉱山がありました。クロムを運ぶための道を作る際、山に穴を開け川の水を迂回させた時にできたのがサンゴの滝とのこと。
さらに上流には運搬路として使っていた手掘りのトンネルも残っているそうです。下のサイトに探検の様子が載っています。
日高町 八田鉱山 沢登りで到達した廃隧道
サンゴの滝の上流の探索まで掲載されています
サンゴの滝 動画
参考になるサイト
ハイキング・登山エリア|サンゴの滝
国立日高青少年自然の家のウェブサイトから
通好みの『見る』“ひだから”
日高町 観光情報のサイトから
北海道地質百選 0395: 「サンゴの沢・涙の滝の不整合」
北海道 地質百選のサイトから
最後に
人工の滝と言われなければわからないほど滝らしい滝です。この日は水量もそこそこあり、飛沫と紅葉とのコントラストがとてもきれいでした。
サンゴの滝へ向かう途中でアーチ状になった木を見ました(上の写真)。どうしてこのようになったのかわかりませんが、不思議な光景だったので掲載しておきます。今でも見ることができるのでしょうか?
訪問日2004年10月09日(土)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m
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