北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

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原始ヶ原滝めぐりコースの散策記録

   

原始ヶ原は富良野岳の登山口としても知られています。原始ヶ原までの間にはいくつかの滝を見ることができます。

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原始ヶ原にたつ「松浦武四郎通過」の記念柱 2004年8月14日撮影

このページでは2004年8月14日に散策した記録をベースに、手付かずの自然を堪能できる原始ヶ原散策滝巡りコースを紹介したいと思います。

原始ヶ原滝めぐりコース通行止めの情報

原始ヶ原までは2つのコースがあります。コース分岐のところに「滝めぐりコース通行止め」の張り紙があるとの情報が複数あります。

このサイトをご覧になって訪問される方は、事前に確認の上自己責任でお願いします。通行止めについてはこのページの下の方に詳細を書いておきます。

登山道入り口までの行程

2004年の訪問記録をベースに紹介します。

札幌から富良野まで

2004年の記録から

札幌市内から国道274号線を走ります。夕張紅葉山近くの交差点(角にセイコーマート)で左折、国道452号線に入ります。

シュウパロ湖、桂沢湖など見ながら北上。芦別市に入り三階滝パーキングを越え5kmほど走ったところで道道135号線へ右折、富良野へショートカットです。

次回行くなら

2004年は札幌から日帰りの日程だったので道道135号を通りました。

次回行くならR452をそのまま北上し、芦別にあるいくつかの滝を見たあと富良野に入り1泊、といった感じで行きたいです。

当時の記録の中にR452の印象について書いていたので転記しておきます。

国道452号線は、夕張市街へ向かう道道38号線との分岐から先は、道が細い、急カーブが多いなど走りづらかった。鹿などの動物の飛び出しにも注意が必要。

富良野市街から登山道入り口まで


富良野市街

(r135を進んで)富良野市に入り国道38号線で右折して市街方面へ進みます。市街地に入ると「麓郷○○km」の案内が頻繁に見られるのでそれに従うとよいかもしれません。

この日はJR富良野駅近くでR38からR237へ左折したあとすぐr759へ右折。駅を越えてすぐr253へ左折。しばらくr253を進みます。

市街を越えて登山口

長い直線のあと左折するとr298号線との重複になります。重複部分にはいってすぐ右折し再びr235単独になります。ちなみにここから上りになリます。

途中富良野GCを右手に見ながらとにかく253号線を道なりに進みます。布札別中、小学校が左手に見えたらその次の十字路を左折します。

左折してから3kmほどで右手に「登山口」「ニングルの森」看板が見えるので右折して林道へ入ります。この方向から走ると看板は見づらいので注意です。

つきあたりまで走ると登山道入口になります。

注意

r253をみちなりに進むと右折して布礼別中学校前を通りますが、右折ではなく左折すると登山口看板の前に出るようです。この道がどんな状態なのかはわかりかねますが・・・。

2004年に来た時は登山道入り口を探すのに苦労したことが書いてありました。

富良野市街に入ってから麓郷への道をさがすのにちょっと迷った。最後の林道を見つけるのはもっと迷った。

かなりぐるぐるまわり、偶然見つけたようなものだ。 上記した道順は滝見の帰りに通った道である。

登山道入口手前の林道については次のように記録していました。今はどうなのでしょう?

林道の状態はでこぼこが激しくあまりよい状態ではなかった。乱暴に走るとパンクのおそれがあるかもしれない。

2004年8月14日(土)札幌を朝4時すぎ出発、登山道入り口についたのは8時チョット前。途中の道迷いがなければ7時半には余裕でついていたと思われます。

原始ヶ原滝めぐりコース散策 概要

滝はすべて布部川(ぬのべがわ)本流または支流にかかるものです。ぬのべはアイヌ語の「ヌム・オッ・ペツ=クルミの多い川」が由来だそうです。

1/25000地形図は「本幸」です。



以下、見られる滝の概要を記しておきます。詳細については別途個別のページを参照願います(滝名をクリックすれば当該のページにジャンプします)。

銀河の滝

銀河の滝とおもわれる滝状の流れ

「銀河の滝」だと思うのですが確証はありません

登山道を歩き始めて15分ほどのところ。遠くに滝状の流れが見えましたが、これが銀河の滝か確証はありません。知っている方は教えていただけると幸いです。

不動の滝

不動の滝(原始ヶ原)

不動の滝をめずらしいアングルで撮影 2004年8月14日

先の「銀河の滝」と思われる滝からおよそ20分で見られます。直瀑で分岐瀑。水量も豊富で見応えがあります。

錦糸の滝

錦糸の滝(原始ヶ原)

錦糸の滝 2004年8月14日撮影

不動の滝から15分ほどのところ。いわゆる潜流瀑だと思われますがこれも確証はありません。この滝の手前には名前がない滝状の流れも見られます。

二段の滝

二段の滝下段(原始ヶ原)

二段の滝の下の段を遊歩道上から 2004年8月14日撮影

錦糸の滝からホンの200mほど上流側にあります。遊歩道をいくと高巻きが大変かつ全貌が見えません。

蒼天の滝

蒼天の滝(原始ヶ原)

蒼天の滝 2004年8月14日撮影

二段の滝から30分ほどでしたか?(この辺になると時計を見る余裕もなくなってきました)落差もそこそこあり見応えがあります。

赤岩の滝

赤岩の滝(原始ヶ原)

赤岩の滝 2004年8月14日撮影

蒼天の滝から1時間以上歩いたでしょうか?この滝より奥にはいけません。見た目が足寄町「白藤の滝」に似ています。

勝竜の滝

勝竜の滝(原始ヶ原)

勝竜の滝 2004年8月14日撮影

落差を感じるのは下から見上げるせいかもしれません。この滝を高巻くと原始ヶ原です。「昇竜の滝」と表記することもあるようです。

広原の滝

広原の滝(原始ヶ原)

広原の滝 2004年8月14日撮影

原始ヶ原から林間コースで登山道入り口に戻る途中に見られます。蒼天の滝と同じ沢で広原の滝は上流にあるそうです。

原始ヶ原散策滝めぐりコースの通行止めについて

林間コースと滝めぐりコースの分岐で、滝めぐりコースが通行止めになっている写真が掲載されています。

富良野岳(原始ヶ原 → 十勝岳温泉 縦走) 2015.8.2 : やぁやぁ。
滝めぐりコース通行禁止の写真があります
それとは別に登山道入り口までの様子がすごくわかりやすいサイトです

林間コースから滝巡りコースへの分岐道を通じて滝を見た記録もあります。

原始ヶ原 – エーデルワイス日記
2015年6月29日の滝コースを行った記録があります

登山道の整備を記録したサイトもあります(2015年6月7日の記事)。

(2) 大雪山国立公園連絡協議会 – 2015.6.7 原始が原 滝コース…
こういった人たちのおかげで管理人のような素人でも散策できるんです–感謝!

ここ数年、台風や爆弾低気圧などで激しい風雨に見舞われる頻度が増えているように思います。2015年にも何度かあったのは記憶にあたらしいところです。

この記事を書く前に札幌市南区滝野にある滝野すずらん丘陵公園にいって来たのですが、公園内のいたるところで災害による復旧工事が行われていました。

これだけ整備された公園の中でもそうなのですから、人の手の入らない場所は正直どうなっているのかわかりません。

もしこの記事をみて行く気になった人は

      現状の確認
      自己責任

の2つをお忘れなく。

現状の確認は富良野山岳会のFacebookページをご覧になるのがよいかも。

後者について何が起きても当サイトには責任がないことを明言しておきますよ・・・ 🙂

原始ヶ原散策滝めぐりコースで見られる滝 一覧



さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

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