盤ノ沢滝 / 盤の沢滝 (赤井川村)
2017/03/17
リゾートホテルのそばとは思えないロケーションと豪快な水しぶき、深い滝壺に感動します。
手軽に見られる方の滝ですが遊歩道がなくなったとの情報があり、本当だとすると見るのはかなり困難になると思います。
盤ノ沢滝 概要
読み | ばんのさわたき |
別名 | 盤の沢滝 |
場所 | 赤井川村字常盤(キロロ) |
川名 | 余市川 |
落差 | 10m |
幅 | 5m |
形状 | 直瀑 |
地形図 | 阿女鱒岳 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
「ノ」が「の」の場合もありどちらが正しいかは不明です。地形図では「ノ」ですしこちらのほうが多そうなので当サイトでは「盤ノ沢滝」でいきます。
盤ノ沢滝までのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
R393→ | あり | 5分 |
小樽からキロロリゾートを目指します
小樽市内天神十字路を左折し国道393号線(赤井川国道/メープル街道393)を赤井川村方面へ進みます。
毛無峠を越えて赤井川村市街に入る手前でキロロリゾートの方へ左折します。一番奥の「ホテルピアノ」さんのものでしょうか?建物と反対側の広い駐車場に車を駐めさてていただきます。
盤ノ沢滝までの遊歩道がないという情報があります
建物から遠い方の駐車場奥に、看板と滝までの遊歩道がある。5分ほど歩けば滝が見える。
□2004年8月28日(土)の記事から
2008年10月2回目の訪問時にも遊歩道があり割と簡単に見ることができました。(2回目の時は最初の時と微妙に雰囲気が違っていましたが・・・後述)
2015年11月、この記事を書くにあたっていろいろ調べているうちに遊歩道がないという情報を見つけました。
遊歩道がないと滝に近づくのはかなり難しいと思われます。見に行こうと思われる方は行く前に下記サイトなどで確認したほうがよいかもしれません。
景勝地|施設案内|観光・イベント情報|赤井川村
赤井川村のウェブサイトから
過去に書いた盤ノ沢滝の記録から抜粋
遊歩道の歩き始めから違和感を感じました
歩き始めてすぐ、前回来た時とは何か違った雰囲気を感じる。
笹は刈り取られ、しっかり遊歩道にちがいはないのだが、なにか荒れた感じがする。前回訪れてから4年も経っているので、はっきり違うとは言い切れないのだが・・・。
滝までは、わずか200mの距離にもかかわらず、ペイントで滝への方向を示す印が、倒木にまで付けられている(書かれてから倒れたのか、倒木に書いたのかは不明)。
つい最近書かれたもののように見える。少なくとも4年前にはなかったような気がする。
□2008年10月19日(日)の記事から
滝見スペースの崩壊が違和感の正体か?
歩き始めて数分後、違和感の正体が見えた。
4年前に見た、木で組まれた立派な展望場が、無惨にも崩れ落ちていた。
訪れる人のため、しっかり整備されていたこの場所は、いつの頃からか、その手をゆるめてしまったのか?(ゆるめざるを得なくなった可能性もあるが・・・)。
□2008年10月19日(日)の記事から
滝見スペースがなくなり展望は開けた
(2004年)
滝見のスペースには、丸太の柵があり、基本的にはここで見学なり、写真撮影をすることになる。が、ここからでは滝の右側が隠れて全貌が見えない。
□2004年8月28日(土)の記事から
(2008年)
展望場の柵がなくなったおかげで、滝から50mほど離れたこの場所からでも、全景を見ることができる(季節柄木の葉が落ちていることもあるかもしれないが)。
□2008年10月19日(日)の記事から
滝を見るためには展望台がないほうがいいのですが、この展望台の意味を2004年には次のように考えていました。
(柵をのりこえ滝のすぐ真近でビデオ撮影した場所は)
すぐ崖になっているので非常に危険な感じ。丸太の柵は、意地悪であんな所に作っているのではないことがはっきりわかる。
崩れ落ちたのか大きな木が何本か横たわっていた。
見に来る人の安全を考えて展望スペースを作りました。
時が経てば経年劣化もあるでしょうし川の増水で崩れることも考えられます。
壊れた展望スペースをすぐ直さなかった理由はわかりませんが、2008年時点で放置と決めそれが現在まで引き継がれているとすれば、
「遊歩道がなくなった」
という情報もありなのかな、と思った次第です。
機会があれば自分の目で確かめてみたいと思います。
2008年の遊歩道の様子をスライドショウーにしました
文字スーパーは過去記事のキャプションをそのまま引用しました。
盤ノ沢滝の印象について過去記事から抜粋しました
滝そのものはそれほど大きくはないが、丸太の柵の所でも水音が大きく聞こえる。
近づいてみると水が落ちる様と音が何とも豪快である。風向きによっては、撮影できないほどの水しぶきがかかる。
これだけの水量なので滝壺も大きく深い。そして青というか少し緑っぽいというか、その色合いはなんともすばらしく、感動を覚える。
自然の力は偉大だ。
□2004年8月28日(土)の記事から
滝のそばは、あいかわらずワイルドな雰囲気、ではあるものの、この風景が平凡なものに感じたのが正直なところ。4年前に来た時にあった倒木は撤去されていたが、それ以外はほとんど変わっていないにもかかわらず。
2度目ということもあるが、4年の間に、ヘビーな滝見を何度も経験したあかしなのか?
周りの雰囲気はともかく、滝はあいかわらず豪快。水量は前回より少なめだったように思うが、それでも滝の側で聞く轟音には圧倒される。
前回は、日が当たっていたので深緑色がきれいだった滝壺は、この日は、日が陰っていたせいか、真っ黒でちょっと不気味な感じがした。
なにはともあれ、2度目の訪問にもかかわらず、十分満足できる滝見となった。
□2008年10月19日(日)の記事から
参照サイト
融雪期の「盤ノ沢滝」の写真を見つけました。すごい水です。展望場が崩壊してもおかしくないです。(崩壊の原因と断定したわけではありません)
滝の撮影に行く – 紅露の写真日誌…北の大地・夢空間
2010年5月に撮影した「盤ノ沢滝」の写真があります
最後に
2回分の過去記事を引用したからとはいえ文字数が多くなってしまいました。まわりの雰囲気を含めてこの滝が大好きだということを再認識しました。でも、遊歩道が本当になくなっていたらどうしよう??
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m