古平川本流の滝 (古平町)
落差はそれほどありませんが古平川の本流にかかる滝だけあって豪快な姿を見ることができました。
旧サイトのコメント欄で「昔の山男」さんがおすすめの滝ということで教えていただきました。それまでは(2010年夏頃)この滝については情報が全くなかったかと記憶しています。
古平川本流の滝 概要
読み | ふるびらがわほんりゅうのたき |
場所 | 古平町沢江町 |
川名 | 古平川 |
落差 | 5m |
幅 | 3m |
形状 | 分岐瀑 |
地形図 | 両古美山 |
難易度 | ★★★☆☆ |
古平川本流の滝 最寄りの駐車スペースまでのアプローチ
ルート (R=国道 r=道道) | 駐車場 | 徒歩 | 特記 |
r569 | なし | 10分 | 滝の沢橋奥の駐車スペース |
滝の沢橋まで
国道229号線を小樽から積丹町方面へ進みます。
古平町市街浜町十字街で左折し道道998号古平神恵内線へ入ります。道道998号線を6kmほど走ると道道569号蕨台古平線との分岐になるので道道569号線を進みます。
この分岐からおよそ5kmの場所に「滝の沢橋」という小さな橋。この橋の下には、「稲倉石の滝」と呼ばれる滝がかかっています。
ここまでは以下の滝と共通稲倉石の滝稲倉石川本流の滝稲倉石川上流の滝
古平川本流の滝 2010年の記録から
砕石場が目印
滝の沢橋から200m弱進むと、右手に砕石場が見える。小学校の跡地ということで、けっこう広い敷地。敷地の入口にはロープが張られて、車は進入できないようになっていた。
このあたりの道路に車を止めるのは危険なので(あまり車が通る道ではないが、マナーの問題として)、稲倉石の滝の駐車スペースから歩いてくるのがベスト。2階建てのプレハブがぽつんと建っている。
稲倉石の滝を見た時の駐車スペースは、古平市街からみて滝の沢橋を渡ってすぐ左手奥にあります。
砕石場から沢へ下りる
道道から見て右手奥に砕石の山。その手前側、道路に一番近い場所から斜面を下りていく。この場所にも砕石が積まれていたのだろう、斜面は細かい石でおおわれ、下りていくというよりずり落ちていく感じ。
斜面を下りきると、平らな場所に出る。川面からはまだ10〜20mほどの高さがある。ここを川に沿って上流に向かう。
晩秋のこの日は、草も枯れて見通しが良かったが、夏場は背丈ほどもある草をかき分けて歩くような気がする。左手には砕石の山。下から見ると、いまにも崩れ落ちてきそう。
きたないブルーシートが目印?
50mほど歩いただろうか?木にブルーシートが巻かれているのが目に入る。
ここから川の方へ向かうとやや急な斜面で、すぐ、また木に巻かれたブルーシート。ここまで来ると滝が見える。少し急な斜面を下りれば、さきほど撮影した滝見岩(と、勝手に名前をつけてみた)。
古平川本流の滝を見る
昔の山男さんのコメントでは、昔、子供達が泳いでいた場所だそうだ。昭和3〜40年代の頃だろうか?古き良き時代の、素朴な光景が目に浮かぶようだ。
この時期なので、泳ぐわけにはいかないが、当時の雰囲気を少しでも味わってみようと、川に入ってみる。たしかに泳いで遊ぶには絶好の場所に思える。最後に川の中から撮影をして、稲倉石の滝に戻った。
稲倉石の滝から古平川本流の滝まで遡行した記録
ここまで道道569号線からのアプローチを記載してきました。実はこの日稲倉石の滝下段を見ることに成功、その直後古平川を遡行して本流の滝を確認し、そのあと道道からアプローチするルートをさがしました。
以下、2010年11月20日の行動記録として遡行でのアプローチの様子も掲載します。
(稲倉石の滝下段の続きとして)
遡行開始直後は慎重に進む
(昔の山男さんに)教えて頂いたとおり、砕石場からせめようかと思ったが、道がわかりづらいとのことでもあり、また、せっかく古平川に降りているのだから、ここから遡行することにする。めざす滝から100mほど川を下ればこの場所に来るのだから・・・。
カッパズボン、サワーサンダル+サワタビにはきかえ川に入る。着替えた場所から上流を見ると、簡単に行けそうに見えたが、川にはいってみると、足が隠れるほどの深みがあり、流れに足が取られそうになる。雨でいつもより水量があるのかもしれない。慎重に足場を確認しながら進む。
川原を歩いて進む
上の写真は、逆光で暗くなってしまったが、水がとってもきれいで、底まではっきりと見ることができる。ゆっくり進むのは、ほんの20mほどだったか?それを過ぎると、浅瀬を普通に歩いて左岸に渡り、川原をあるく。
右カーブを曲がりきると、また川が深くなっているのがわかる。左岸側を進むのは難しそうなので、深くなる前に右岸に渡り、写真5(下の写真)の左側に見える岩に上ってみると・・・。
古平川本流の滝が見えた!
滝の姿が見えた・・・ 🙂 。
滝までは30mほどの距離があるが、上った岩が、天然の滝見台のようになっていて、滝を見下ろす感じになり、上の流れも見ることができる。
落差はそれほどないが、本流にかかるだけあって、豪快な水しぶきを上げている。増水していることがあるかもしれないが・・・。
旧サイトではここで滝見岩から撮影した写真を表示させていました。
さて、滝を目にすることはできたが、目的はもうひとつある。道道沿いの砕石場から、ここまでの道を確認しなければならない。
写真を撮影した場所で川の反対を見ると、ちょっと急な斜面に踏分道が見えた。これを進めば砕石場に出れると、根拠のない確信をもって足を進める。結果的には砕石場に出ることができたので、道道沿いからこの滝に向かうルートを記録しておく。
過去記事はすべて2010年11月20日(土)の記録
最後に
旧サイトのコメント欄の返信として記録してあった「昔の山男」さんへのお礼の言葉をそのまま掲載しておきます。
はじめに、前回の記録のコメントで、この滝の存在を教えてくれた「昔の山男」さん、無事、おすすめの滝を目にすることができました。感激しました。この場を借りてあらためて感謝します。ありがとうございました。
訪問日2010年11月20日(土)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m