北海道の滝めぐり 〜リターンズ〜

北海道の滝を紹介するサイトです。管理人seabirdが自らの足で赴き自らの目で確認した北海道の滝見の記録を中心に滝めぐりに役立つ情報を発信します

*

南茅部名勝八景の一 古部大滝を間近に見るのは難しいことがわかった滝見

   

もしかすると南茅部名勝八景の一つ、古部大滝の全貌が見られるかもしれないと、かすかな期待を持って出かけましたが、結局13年前に見たのと同じようなアングルでしか見られませんでした。

2006年の記録はこちらから

古部大滝

訪問日
2019年5月6日(月・振休)

ちなみに南茅部名勝八景とは「古部大滝」「黒鷲岬の夕景」「落合の滝」「河川公園」「川汲公園の桜」「獅子鼻岬」「川汲参道の紅葉」「万畳敷高原」だそうです。

古部大滝の場所をおさらい

古部大滝は滝ノ沢トンネルの上を流れる滝ノ沢が海に面した断崖から40mもの落差をもって直接落ちる豪快滝です。車を走らせながら古部大滝を見ることは不可能ですが、裏技を使って古部大滝を目にすることはできます。

滝ノ沢トンネルは途中で覆道となって、その覆道が直接銚子トンネルにつながっています。(網掛けの道路が覆道部分)

古部大滝周辺マップ

下の写真は滝ノ沢覆道から銚子トンネル側を撮影したものですが、みてわかるように車2台縦列駐車しています。

覆道内の駐車

銚子トンネル手前

駐車する時は滝ノ沢トンネル側からアプローチ

ちなみにこの日最初にここについた時、先客が二組いて駐まることができませんでした。そのまま直進して銚子トンネルを抜けてからUターンし、時間をおいてあらためて滝ノ沢トンネルの方からアプローチしました。

銚子トンネルの方から縦列駐車スペースにアプローチするのは危険なので、絶対滝ノ沢トンネル側からアプローチしてください。

さて、この場所にはもっと広いスペースがあるのですが、一般車両はチェーンで入ることができません。覆道の上などで行われる工事する時に車両が駐まるスペースだと思われます。

駐車スペース

広い駐車スペースには入れない

滝ノ沢トンネル覆道の横を歩いて古部大滝に近づく

13年前は覆道の上を歩いて古部大滝に近づいたのですが、今回は立ち入り禁止になっていました。

覆道の上には進入できない

覆道の上には進入できない

もっとも、今回はハナっから覆道の上を通るつもりはなく、覆道の横を歩いて行こうと思っていました。草が刈られていたようにも思えましたが、緑の季節には草がぼうぼうになるのかもしれません。

覆道横

覆道の横を歩く

歩いている途中、一つだけ気になったのが何カ所かで横切っている溝。

横切る溝

横切る排水溝?

排水用だと思われますが、緑の季節には草で隠れてしまいそう。知らないで歩くと怪我をする可能性が多分にあると思いました。

排水溝のアップ

覆道内を歩けば溝に足を取られる心配は解消できそうです。人一人分の歩道を試しに歩いてみましたが、車が近づいてくる音がトンネル内に響いてやたらとでかく、また、けっこうなスピードですぐ横を通過していくので怖くてすぐ外に戻りました。ちなみに交通量自体はそれほど多くはありません。

覆道内

覆道内も歩けるが要注意

200mほど歩き覆道の終点が歩きの終点です。この先は断崖絶壁です。

覆道の終点

覆道の終点

海岸に下りることはできなかった

右側は3mほど低くなったところに下りられます。下の写真は海岸寄りの場所で撮影しましたがこのすぐ右は5mほどの高さがあり、とても下りることはできません。

古部大滝

アングル的にはほとんど変わらず

滝から少し離れますがテトラポットが積まれている部分に乗って、さらに海側から撮影しますが、やはり変わり映えのしない写真しか撮れませんでした。滝つぼも手前の岩に隠れてみることはできませんでした。

古部大滝

古部大滝 今回のベストショット

スローシャッターでも撮ってみましたがあまりぱっとせず、テトラポットの上から普通に撮影した下の写真が、本日のベストの一枚になります。

古部大滝

参考にしたサイト

北海道の滝 古部大滝(古部の大滝)函館市古部町 | 我流天晴のじっとしてれないブログ北海道の滝 古部大滝(古部の大滝)函館市古部町 | 我流天晴のじっとしてれないブログ


ここに来る前に見たサイトで、海岸に下りて正面から撮影した写真を見て、こんな写真が撮りたいと思っていましたが、どうやって海岸線に下りればいいのかわからずじまいでした。

最後に

前回来た時より水量が少なかったのが残念でした。ただ13年前と同様、銚子トンネルの手前に駐車できるスペースがあり、遠目ながらも南茅部名勝八景の一つ「古部大滝」を目にできたことはうれしく思いました。

交通量はそれほど多くないとはいえ、覆道内に駐車するという危険が伴いますので、細心の注意を払った上で自己責任で滝見をお願いします。ちなみに駐車する時よりも出発する時の方がより一層注意が必要ですが、バックミラーである程度確認することができます。

バックミラーで後方確認

最後の最後に、海岸に下りて正面から見るという夢は、高所恐怖症の管理人には不可能だということがわかった滝見になりました。


さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m

 - 渡島半島の滝