ポンベツ川探勝路(豊浦町)で見られるポンベツの滝ほか4滝を散策
2017/01/18
昆布岳を源流とするポンベツ川とその支流上泉川流域にある4つの滝をまとめて散策した記録です。このページでは二つあるポンベツ川散策路入り口までのアプローチと4つの滝の概要をまとめました。
ポンベツ川流域には探勝路が設けられていますが、自然の姿を楽しむことを一義として必要最小限の整備にとどめているとのこと。よごれたり濡れてもいい服装、靴で散策しましょう。長靴をはくと滝を間近に見られる場合があります。
散策する前にポンベツの滝 ガイドマップを印刷して持って行くと便利だと思われます。
「ポンベツ」はアイヌ語でポン・ペツ=小さい川の意味。決して小さい川ではありませんが本流貫気別川の支流という意味なのかもしれません。
ポンベツ川探勝路入り口までのアプローチ
札幌から最寄りの道道914号までは
札幌市内から国道230号線→道道66岩内洞爺線(ルスツ)→道道97号豊浦京極線(真狩)→道道914号新富神里線
道道914号新富神里線について補足
過去記事の中で道道914号線について注釈みたいなことを書いていましたので抜粋しておきます。
ここからしばらく南下し「神里」の少し手前で、道路地図上で「一部悪路」と記載される道道914号線に入る。
5月に来たときは、冬の通行止めが解除されておらず、通り抜けできなかったので、どんな悪路なのかを確認する意味もあった。
思ったよりも走りにくくはなかったが、一部、道道と言うよりは林道という感じで、走行に注意を要することは間違いない。
注意することはざっくり
- 一部区間は悪路
- 冬は一部通行止めになる(神里側で)
の2点。「道道914号 谷渡りの砂利道区間」さんや「道道914号新富神里線 ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR」さんのサイトに悪路(ダート)の様子が詳しく書かれています。
ポンベツ川散策路 1つめの入り口まで
道道914号で写真1の看板が見えたら右折です。写真2のように「ポンペツの滝」看板もあるので間違えることはないと思います。ちなみに直進すると道道702号美和豊浦停車場線に入り豊浦市街にぬけてしまいます。
道道分岐で右折後2.3km走ると1つめの散策路入り口になります。手作りの案内看板がありました。
ポンベツ川散策路 2つめの入り口まで
2つ目の散策路入り口は1つ目の入り口から400mほど先に進んだ左手にあります。散策路の概略図が書かれた看板は先のものより立派でした。
今回は車を写真の位置に駐めましたが、車の向いている方向、大きく左カーブしている緩い下りを300mほど進むと広いスペースに突き当たります。ここまでは車で進んでもだいじょうぶでしょう。
沢へは急坂を下ります
この先は歩いて急な坂を下りていきます。1つ目の散策路を下りるよりはるかにきびしいので覚悟が必要です。下り始めて10分ちょっとでポンベツ川と支流の上泉川との合流付近にでます。
以下、4つの滝の概要です。
透見の滝
「すかしみのたき」と読みます。1つ目の探勝路入り口からポンベツ川まで下りきると対岸に落ちているのが見えます。が、みどりの季節ではそのほとんどが隠れてしまいます。
白糸の滝
「透見の滝」の200mほど上流、ポンベツ川左岸の急斜面から落ちています。探勝路は右岸側に設けられているので川をはさんで対岸に見ることになります。落差はありそうですが緑の季節では全貌を見るのは難しいでしょう。
そうめんの滝
ポンベツ川支流上泉川に注ぐ支流に落ちています。アプローチは二つ目の探勝路入り口からのほうが簡単かもしれません。探勝路とはいうものの後半は道なき道を進んで行きます。
ポンベツの滝
ポンベツ川探勝路のメインの滝。というか胆振地方の中でも有数の名瀑といわれています。探勝路の中でもポンベツの滝までのルートはしっかり整備されているようで、2つ目の探勝路入り口からのアプローチならばそれほど困難ではないでしょう。
参考になるサイト
ponbetsu-map_.pdf
ポンベツ川流域探索ガイドマップ
ポンベツ川散策にいい季節は晩秋・初冬
訪れたのは緑真っ盛りの8月。ポンベツの滝以外の滝はみな葉っぱに隠れて全貌を見ることはできませんでした。かといって融雪期の5月上旬にきた時は川の増水でアプローチが難しかったことを考えると、滝見メインの散策に一番いい季節は緑が落ちる晩秋、初冬がいいのではないかと思います。
ポンベツの滝ほか個別の散策記録は別ページで
2006年8月31日に訪問した時は一つ目の探勝路入り口からおりて以下の順番で4滝を制覇しました。滝の詳細、探勝路の様子など個別のページに当時の記録を中心にまとめました。興味のある方はご覧になってください。
訪問日2006年05月08日(月)2006年08月31日(木)
さいごまでご覧いただきありがとうございました・・・m(__)m